公立小学校に通う我が子の宿題についてです。

 

学年が変わり5年生になり、自由探求という宿題が出るようになりました。

その名の通り、1週間に1個、自分で課題を決め、提出するものです。

逆に、計算ドリルとか、反応が超絶鈍いタブレットの計算とかはなくなり(多分。少なくとも家ではやってない)、いまは漢字とこの自由探求の2つがメインの様です。

 

これは我が子にはとても良かった。

もともと、一人で黙々と問題を作成していた息子。

それを家族以外に公開するときが来たのです。

何問か作成し、翌週のノートには前週の答えも書いて、先生と文通しているようです。本格的な中学受験の勉強も始まり、知識が増えた分、問題も結構難しく、先生も解けないことがあるようで、ニンマリしています。

 

考えようによっては面倒くさい宿題でもありますので、とらえ方は人それぞれかもしれません。うちの子にとっては、簡単すぎる計算ドリルがなくなり、代わりに自分の問題を認めてもらえる、という一石二鳥な変化だったのです。

 

一方、教員にとっては、相当面倒くさい作業を引き受けていただいていることになります。ドリルならチェックをするだけでよいのに、今度はちゃんと読んでコメントを書かなければならないわけですから。しかもテーマは自由、何が来るかわからない。

 

忙しい中で、こういう工夫をしてくださる小学校の先生には、正当な評価と正当な待遇を用意すべきに思います。

東京都が、国が、高校や大学の無償化より先に行うべきは、教員の待遇改善ではないでしょうか。

そうしないと、教育に正面から向き合う教員は減り、本当にどうしようもない教員のみが残るのは目に見えています。

教員採用試験の倍率は下がる一方で、質が低下しているのみならず、もはや量も足りていない今日、本当に真剣に考えるべき問題に思います。