鉱物関連です。
関東近郊にお住まいの方なら、日帰りで十分行って帰ってこられる、メノウ採りができる場所、それが茨城県の久慈川とその支流の玉川です。
子供向けの鉱物の本には必ず出てきます。魅力的な写真と共に。
当然行く事になります。
玉川は、常陸大宮市から那珂市との界を流れ久慈川に合流する一級河川です。~(中略)~
「常陸国風土記」久慈郡の条には以下のように書かれています。
「北に小水有り。丹石交れり。猶、色は琥碧に似れり。炎を鑚るに尤好くして、玉川と号づく」
玉川で見られるメノウについて書かれた部分で,色は琥珀のように赤く、火打ち石に適していると書かれています。古くから,赤いメノウの石が重要視され玉の素材とされてきたことから,「玉川」と呼ばれていたようです。
土浦市の"土浦の考古学 No.19 「メノウの産地: 玉川」より引用抜粋https://acrobat.adobe.com/id/urn:aaid:sc:AP:c99f45c5-7ba1-4d4e-9767-eec121d564c7
久慈川でもメノウが採れるようですが、折角なので玉川に行くことにしました。
水戸から水郡線に乗り換えます。
水戸出発直後に、水戸城の大堀切をとおりますから、ここは一番前にのり、窓に張りついてその景色を堪能してください。その後は寝ていて構いません。
常陸大宮駅で下車、徒歩で向かいます。
マクドナルドを目指し、そこからまっすぐ延びる道を進みますと、私道か?と思われる場所につくのですが、ここは通れるようで (近くの人に聞きました)、そのまま土の道を突き進み、谷の方へ降りますと、川が見えてきます。
これが、玉川です。
【地図 玉川】
橋が見えますので、渡ったところを降りますと、小さな河原があります。
玉川の水は透明で綺麗に思いました。
河原を掘り起こすと、小さなメノウならすぐにみつかります。あっけないほど直ぐです。
しかし、大きなものというと、川近くを掘ったり、河原も深く掘らないと見つかりません。
結果、3時間ほどでメノウやカルセドニーが複数採れました。
なお、河原にはセンダングサがびっしり生えています。採掘の装備以外に、ナイロンの長袖、長ズボン、足元は長靴が正解です。
また、最寄りのトイレ&飲食はマクドナルドです。徒歩で10分ほどかかりますので、トイレは計画的に行くか、携帯用トイレが役立ちます。子供は携帯用トイレで、私は昼まで3時間我慢しました。辛かったです。そして、マックがこんなに旨いと思ったのは初めてでした(マクドナルド好きの方すみません、別にマックが嫌いではないですが、バーガーキング派です)。
最後に、相手は川なので当たり前なのですが、1対1で目を離さないなど、安全面への配慮が必須です。周囲に助けれくれる人はいません。冬は水量も少なく、比較的完全かと思います。