うんこの話になります。
一応、理科・社会の横断分野の教育の話、という位置づけにしています。
タイトルがうんこだと、ちょっとあれなんで、おしゃれにしてみました。
Coye
ゆーさんから、江戸時代はうんこの再利用だけでなくうんこの格付けなるものがあったと伺い、非常に興味を持ち、こちらを図書館で借りてきました。
永井義男.江戸の糞尿学.作品社 ,2016
【ISBN】978-4-86182-555-2
一応表紙が色々を物語っているので、アマゾンで見てみてください。
ただ、買わない方がいいです。まず図書館で借りてみて、非常に興味をそそられた方だけ買うようにしましょう。
ゆーさんに教えていただいたように、いいものを食ってると、うんこも質がよく、肥料としての価値が高いとされ、高値で買いとられていたそうです。
人間のうんこの7割~8割は水ですが、糞便1gあたり、2kcal程度の熱量が残存していることから、確かに、いいものを大量に食べている人のうんこの方からのほうが、いい肥料ができたのでしょう。
他、興味深かったのは、大家の年収の4分の1は汲み取り代だったという点です。
そのため、大家さんは店子を本気で増やしたかったそうです。すごいですよ。
年収1,000万なら、250万円が家を貸している人たちからのうんこによるものだったなんて。
それから、トイレは逢引の場にもなっていたとか。
以前トイレでやってしまった芸能人の方が注目されていましたけれども、江戸時代だったら特に目立つ行動でもなかったようです。
彼は江戸なら幸せに暮らせたことでしょう。
また、日葡辞書という、日本語をポルトガル語で解説している辞書には、糞尿は『Coye』と書いてあるそうです。
かわいい。
だって『Cafe Coye』なんて、どうですか?自家製チョコムースは絶品らしいですよ。
系列店の『Boulangerie Coye』 酵母のかおりのする硬いパンが人気です。
では、ちょっとCoyeに行ってきます。