石にまつわる伝説、言い伝えは
たくさんあります。

私が石を好きになり、
初めて知ったのは
ギリシャ神話に基づく
アメシストのお話です。

その話に「バッカス」という
お酒(ワイン)の神様が出てきます。

ちなみに、「バッカス」は
ローマ神話での名前で、
ギリシャ神話での名前は、
「ディオニソス」と言います。

バッカスが出てきたところで、
私はこの絵画を思い浮かべました。


カラヴァッジョ『バッカス』1595年頃
フィレンツェ、ウフィツィ美術館

イタリアの画家カラヴァッジョが、
バッカスを表現した油彩画です。

左手にワインの入ったグラスを
持っています。

「一緒に飲まない?」と
言ってきそう。

この絵から私は
バッカス=ワインを勧める愉快な神
というイメージを持っていました。

しかし、ギリシャ神話で語られる
バッカスはこんな感じです。



バッカスは酒に酔い
最初に出会った人間を
猛獣に襲わせようする。

そこに、月の女神セレーネの女官
アメジストが通りかかる。

今にも襲われてしまうという時、
女神セレーネが気づき、
アメジストを水晶に変える。

後悔したバッカスは
水晶になったアメジストに、
自分が作ったワインを注ぐ。

すると水晶は
美しい紫色の石「アメシスト」になる。


バッカスは・・・
けっこうやらかしてますね😅

でもその結果、美しいアメシストが
できたというお話です。

このギリシャ神話から、
アメシストを身につけると
お酒に酔わないと言い伝えられて
います。

バッカス風に
ワイングラスを片手に
アメシストを眺める。

というのも、
乙なものかもしれないなあ😁



私のアメシスト✨

関連記事です🌼