【競輪】松山記念(GⅢ、2024/03/07-3/10)

決勝(2024/03/10)
 ①松本貴治(愛媛、111期)
 ②古性優作(大阪、100期)
 ③深谷知広(静岡、96期)
 ④和田 圭(宮城、92期)
 ⑤和田真久留(神奈川、99期)
 ⑥橋本 強(愛媛、89期)
 ⑦北井佑季(神奈川、119期)
 ⑧小原太樹(神奈川、95期)
 ⑨和田健太郎(千葉、87期)

【並び想定】
 ←③⑨(南関東)・②④(混成(近畿・北日本))・①⑥(愛媛)・⑦⑤⑧(神奈川)

 初日特選からの脱落は、以下の5名。
 ・新山響平(準決勝敗退)
 ・荒井崇博(準決勝敗退)
 ・脇本雄太(準決勝敗退)
 ・嘉永泰斗(準決勝敗退)
 ・佐藤慎太郎(準決勝敗退)

 代わって予選からの勝ち上がりは、
 ①松本貴治(愛媛、111期)
 ④和田 圭(宮城、92期)
 ⑤和田真久留(神奈川、99期)
 ⑥橋本 強(愛媛、89期)
 ⑧小原太樹(神奈川、95期)

 ラインとしては、2対2対2対3の4分戦。5人優出した南関東は、神奈川とその他で分かれた。
 見どころとしては、今節SS新山響平を2度撃破し、異様な強さを見せている北井が神奈川勢の先頭で風を切る競走になりそうだが、初日特選でその北井にマークし、他ラインの攻撃を凌いで差し切った深谷とマークする和田健、レース上手い古性が、それを許すかであろう。

・結果
 1着 ②古性優作
 2着 ⑦北井佑季
 3着 ①松本貴治

・振り返り
 スタートは①松本、②古性、③深谷が飛び出し、やや取り合いになるも、外からスルスルと⑧小原が誘導員後位に取り付き、⑦北井⑤和田真⑧小原・①松本⑥橋本・②古性④和田圭
・③深谷⑨和田健で隊列が整う。
 まず仕掛けた(というか様子を窺った)のは③深谷。青板バックでゆっくりと上昇すると、赤板で⑦北井が突っ張る。これは作戦だったのか⑨和田健は①松本⑥橋本の後ろに下り、③深谷を6番手に迎え入れようとするが、③深谷が下げるタイミングですかさず②古性④和田圭が上昇し、結局③深谷は元の8番手に。
 打鍾3コーナーで6番手から②古性④和田圭が一気に仕掛け、合わせて⑦北井が踏むと、②古性は⑦北井番手の⑤和田真に牙をむき、一発で⑦北井番手を奪取。
 ⑦北井の掛かりは抜群で、後方から③深谷、①松本も仕掛けるが、⑦北井を脅かすまでにはいかない。
 ⑦北井が先頭で4コーナーを回り、直線半ばで⑦北井番手から②古性が抜け出して1着。2着は⑦北井が逃げ粘る。3着は②古性追走の④和田圭と1センターから自力捲りを放った①松本の僅差の争いとなったが、軍配は①松本に上がった。

・感想
 古性選手の上手さと北井選手の強さが光ったレースでした。
 北井選手の番手を和田真選手から一発で奪い取った瞬間に"あぁ優勝は古性選手だな"と思いましたね。和田真選手も横はさほど強くないとはいえ、一発で捌かれたのは、あの場所であのタイミングだからでしょうね。
 北井選手は強過ぎですね。
 なんでも「東日本で一番練習している」、「同じ量の練習を他の選手がやると身体が壊れる」と言われるほど豊富な練習をしているそうですから、あの驚異的な長距離先行が可能なのでしょう。
 早めにタイトルを取らせてあげたい選手ですね。