【競輪】前橋記念(GⅢ、2024/06/01-06/04)

決勝(2024/06/04)
 ①眞杉 匠 (栃木、113期)
 ②窓場千加頼(京都、100期)
 ③平原康多 (埼玉、87期)
 ④橋本 強 (愛媛、89期)
 ⑤佐藤慎太郎(福島、78期)
 ⑥村田雅一 (兵庫、90期)
 ⑦小林泰正 (群馬、113期)
 ⑧佐々木悠葵(群馬、115期)
 ⑨森田優弥 (埼玉、113期)

【並び想定】
 ← ①眞杉⑦小林⑧佐々木(栃木群馬)・⑨森田③平原⑤佐藤(埼玉+慎太郎)・②窓場⑥村田(近畿)・④橋本(単騎)

 初日特選からの脱落は、以下の4名。
 ・深谷知広(準決勝敗退)
 ・町田太我(準決勝敗退)
 ・松井宏佑(準決勝敗退)
 ・浅井康太(準決勝敗退)
 ・坂井 洋(準決勝敗退)

 代わって予選からの勝ち上がりは、
 ④橋本 強
 ⑥村田雅一
 ⑦小林泰正
 ⑧佐々木悠葵
 ⑨森田優弥

 ラインとしては、3対3対2+1の4分戦。

 見どころとしては、5人優出の関東勢は2つ(栃木群馬と埼玉)に分かれ、⑤佐藤は埼玉勢に付く。
 短走路だけに道中の位置取りが重要。ここは枠の利から①眞杉がS取りからの積極策でレースを支配し、⑦小林が番手有利に勝機か。
 準決勝を強い勝ち方でSS深谷、初日特選快勝の坂井を沈めた②窓場に穴の期待が掛かるが、よほど展開が縺れた場合に針の穴を通すようなタイミングで間隙を突いてという感じだろう。

・結果
 1着 ⑦小林泰正
 2着 ⑤佐藤慎太郎
 3着 ③平原康多

・振り返り
 スタートは③平原も色気を見せるも⑧佐々木⑨森田の2車が勢い良く飛び出し、⑧佐々木が誘導員を追う。
 ①眞杉⑦小林⑧佐々木、その後ろは内に⑨森田、外④橋本で併走、⑨森田には③平原⑤佐藤が続き、後方に②窓場⑥村田で周回。
 ②窓場⑥村田が後方から早々と動き出し、青板周回から先頭の②眞杉選手を抑えに行き、青板で①眞杉に並びかけ、4番手外併走の④橋本は②窓場⑥村田後ろにスイッチ。
 ①眞杉は②窓場の攻撃に動じず、先頭誘導員が離れる前から進路を外に出すなどして②窓場に抵抗の意思表示。そして先頭誘導員との車間を少しきって、突っ張る態勢を整え、バックで①眞杉が突っ張ると、②窓場は車を下げ、②窓場⑥村田追走の④橋本が⑤佐藤の後ろの切り替えたためにも8番手まで下げる。
 単独の4番手となった⑨森田は赤板ホームですかさず仕掛けるも、①眞杉はこれに併せてペースアップ。
 ハイペースで飛ばす①眞杉に対し、⑨森田はジリジリと差を詰めようとするも3番手⑧佐々木の外までが精一杯で最終1コーナーで大きく外に出して離脱。
 ここですかさず③平原が自ら仕掛けると、ドンピシャのタイミングで⑧小林が番手捲り発進。
 完全に合わせられた③平原は3コーナー手前で番手の⑧佐々木を決めに掛かるが押し返されたタイミングで⑦小林の後輪に引っ掛かりそうになり失速。
 ⑦小林はそのまま後続を突き放して記念初優勝を地元でしかも完全優勝で決まる。2着は③平原後位から冷静にレースを進めていた⑤佐藤が入り、③平原は失速しながらも3着をキープした。

・感想
 いやぁ見応えのある熱いレースでした。
 眞杉選手が突っ張りから早いペースでレースを支配、その後ろでは様々な闘いがありました。是非ともレース(ダイジェストでも良いですが youtube を探せば、スタートからの映像もあるでしょう)を見て欲しいです。

 今回の敢闘賞は、森田選手。
 正直関東は分かれたといっても勝負所までは5車の厚みを最大限に活かして勝負するものと考えていたが、窓場選手ラインが下げると赤板ホームですかさず仕掛けたので「うわっ、ガチでやるんだ」と驚いた。
 結果的には残念なものだったが、攻める姿勢を示したのは天晴。

 

手術(その後)

2月の頭に左目が硝子体内出血により失明状態になってしまい、4月10日に硝子体と白内障の同時手術を受けました。

手術そのものは無事に成功し、手術翌日の消毒&検査で通院した際は、「うわぁ黒い影がスッキリと消えてる!、若干靄ってる感じはあるけど、手術して正解だったな」と喜んでいたのですが・・・

その翌日の昼過ぎくらいに再出血が起こったようで、「あれっ、何か黒い影がチラホラしてるぞ?」、夕方過ぎに「ん、なにか目が霞むな?」という感じになり、さらに翌日の朝起きると「ありゃ、左目見えんがな・・・ (´;ω;`)」という状態に・・・

その後、4月中~GW明けまでは毎週、その後は隔週で通院して経過観察(最悪再手術)していましたが、どうも再手術はせずに済みそうです。
#症状の改善を自覚できるくらいに回復しています。

現在の治療は、目薬2種類(1日2回(朝晩)と1日3回(朝昼晩))の点眼。
どちらの目薬も、特段沁みたり痛みがあったりということは無いのですが、点眼して30分後くらいから「霞が強くなる(2時間くらいで回復)」ので、ちょっとだけ点すタイミングに気をつかいますが、まぁ言っても目薬ですから、比較的気楽なものです。
 

ただ、これまでの生活で目薬を点す習慣が無かったので、瞼の上に点したり、目の下に点したりと、1滴目に点すのに2~4滴くらい無駄玉にしていたので、小さな鏡を右手中指~小指で持ち、目薬を右手親指と人差し指で摘まみ、左手は親指と人差し指で左目の瞼を押さえて、目薬を点してます。

【競輪】函館記念(GⅢ、2024/05/16-05/19)

決勝(2024/05/19)
 ①佐藤慎太郎(福島、78期)
 ②松井宏佑 (神奈川、113期
 ③小倉竜二 (徳島、77期)
 ④三谷竜生 (奈良、101期)
 ⑤郡司浩平 (神奈川、99期)
 ⑥棚橋 勉 (岡山、96期)
 ⑦東口善朋 (和歌山、85期)
 ⑧岩津裕介 (岡山、87期)
 ⑨古性優作 (大阪、100期)

【並び想定】
 ← ②松井⑤郡司①佐藤(南関+慎太郎)・③小倉(単騎)・⑧岩津⑥棚橋(岡山)・⑨古性④三谷⑦東口(近畿)

 初日特選からの脱落は、以下の4名。
 ・新山響平(準決勝敗退)
 ・守澤太志(準決勝敗退)
 ・山口拳矢(準決勝敗退)
 ・眞杉 匠(準決勝敗退)

 代わって予選からの勝ち上がりは、
 ③小倉竜二 (徳島、77期)
 ④三谷竜生 (奈良、101期)
 ⑥棚橋 勉 (岡山、96期)
 ⑧岩津裕介 (岡山、87期)

 ラインとしては、3対3対2+1の4分戦。

 見どころとしては、、⑤松井の先行一車、かつ⑤郡司に①佐藤が続く強力ラインとなったが、連日隙の無いレース運行を披露している⑨古性に④三谷⑦東口が続く近畿勢も強力。2つに分かれた瀬戸内勢③小倉・⑧岩津⑥棚橋は、この強力2ラインがやり合う展開になった場合に間隙を突いてという展開待ちか。

・結果
 1着 ⑨古性優作
 2着 ②松井宏佑
 3着 ⑦東口善朋

・振り返り
 スタートは④三谷が車を伸ばして誘導員を追い、⑨古性④三谷⑦東口・⑧岩津⑥棚橋・②松井⑤郡司①佐藤・③小倉で周回。
 展開が動き始めたのは赤版前、⑧岩津⑥棚橋、②松井⑤郡司①佐藤・③小倉はそれぞれ前との車間を開け、仕掛けるタイミングを図る。
 赤版過ぎ1コーナーで②松井⑤郡司①佐藤が仕掛け、2コーナーでは②松井⑤郡司で出切ったかに見えたが、やや松井がペースを落としたせいか、内から⑨古性が盛り返し、②松井の番手で内⑨古性④三谷、外⑤郡司①佐藤が並走状態で打鐘。
 ここからは、内⑨古性④三谷、外⑤郡司①佐藤で競り、3コーナー過ぎで④三谷が①佐藤を張ったあおりで③小倉が落車(④三谷は押上げで失格)。
 そのまま②松井の逃げで最終周回へ。②松井の後ろは1センターで内の⑨古性が⑤郡司に競り勝つ。
 7番手から⑧岩津も捲り発進するが②松井の掛かりが良く、中段まで進むのがやっと。
 ⑨古性に競り負けた⑤郡司だが、④三谷を制して3番手を確保し、前の2人を追いかける。
 押し切りを図る②松井を直線で⑨古性が交わして優勝。②松井が2着に粘り込み、もつれた中段から東口が狭いコースを抜けて外に出した⑦東口が良く伸びて3着。

・感想
 タテ脚がありヨコも出来る古性選手と郡司選手の競りは見応えがあったが、その競りを結果的に演出してしまった松井選手の仕掛けはやや疑問が残った。
 古性選手と郡司選手の競りは古性選手が競り勝ったが、郡司選手もすかさず内の三谷選手を決めての3番手追走が出来たのでは、競りの勝敗は内外の差が出たと言えるだろう。(車番の良い南関+慎太郎が前受けと思っていたので、結果論になるが、三谷選手がSを決めたのが、近畿勢にとっては大きなアドヴァンテージだった。
(レース後、考えてみれば、内から松井に飛び付く作戦もあったかと、悔やんだが・・)

 今回の敢闘賞は、三谷竜生選手。
 決勝の失格は残念だったがS取りから近畿勢の前受け態勢を作りだすとともに、準決勝で逃げて新山選手を潰すなど、随所にハッスルプレーが見られた。
 既にGP優勝、GI3V等充分な実績を重ねているが、まだ36歳なので、もう一花咲かせて欲しいし、出来る選手。

 殊勲賞は、古性選手と郡司選手。
 前回の武雄記念同様S班なので「殊勲賞」というのは失礼かも知れないが、逃げもマークもオールラウンドに強い古性選手と郡司選手が一緒に走るレースは、力が入るレースが多いですね。
 前回の深谷選手vs清水選手のレースとは、また一味違いますが、今後も特注です。
 


「坂東タイマッサージガイド(Web版)」ですが、ちょっとだけメンテ
を行いました。
※ https://showmitoya.wixsite.com/bando-tmg/about_us

修正箇所

1)「ダイモン」の情報を新規掲載しました。
   →「チャバー」が閉店し、その後に「ダイモン」が開店したようです。


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【競輪】武雄記念(GⅢ、2024/05/11-05/14)

決勝(2024/05/14)
 ①清水裕友(山口、105期)
 ②深谷知広(静岡、96期)
 ③志田龍星(岐阜、119期)
 ④根田空史(千葉、94期)
 ⑤山田英明(佐賀、89期)
 ⑥大槻寛徳(宮城、85期)
 ⑦稲川 翔(大阪、90期)
 ⑧阿部力也(宮城、100期)
 ⑨浅井康太(三重、90期)

【並び想定】
 ←①<⑤⑦競り>(西日本)・④②⑧⑥(東日本)・③⑨(中部)

 初日特選からの脱落は、以下の4名。
 ・嘉永泰斗 (二次予選敗退:3日目以降欠場)
 ・佐々木悠葵(二次予選敗退:3日目失格)
 ・北津留翼 (二次予選敗退)
 ・山田庸平 (準決勝敗退)

 代わって予選からの勝ち上がりは、
 ③志田龍星(岐阜、119期)
 ④根田空史(千葉、94期)
 ⑥大槻寛徳(宮城、85期)
 ⑧阿部力也(宮城、100期)

 ラインとしては、3(競り)対4対2の3分戦。

 見どころとしては、①清水の後ろが⑤山田と⑦稲川の競りになり、4車で結束する東日本勢に有利な展開になりそうだが、いわき平ダービーで3連対と気を吐いた③志田と⑨浅井のコンビも魅力たっぷり。
 混戦になれば①清水の捲りで決着。

・結果
 1着 ②深谷知広
 2着 ⑧阿部力也
 3着 ⑥大槻寛徳

・振り返り
 スタートは⑧阿部が外枠から飛び出して誘導員を追い、④根田②深谷⑧阿部⑥大槻・①清水<⑤山田(内)⑦稲川(外)>・③志田⑨浅井で周回。

 青板2コーナー過ぎからゆっくりと上昇した③志田が赤板で先頭に、④根田は突っ張る素振りを見せながら一旦3番手に車を下げると、すかさず①清水が巻き返す。この①清水の動きに⑤山田が遅れ、⑦稲川が単独で①清水を追走。
遅れた⑤山田は内を掬って④根田の後位で②深谷を内からアタックし粘る動きを見せる。
2センターで①清水が後ろの動きを警戒してペースを緩めると、最終ホームで③志田、④根田が同時にスパート。
①清水が突っ張り、内から①清水⑦稲川、③志田⑨浅井、④根田②深谷⑧阿部⑥大槻の3ライン並走で1コーナーへ。この間に⑤山田が④根田後位からさらに内に切り込んで、⑦稲川が外を警戒している隙をついて①清水の番手を奪い返す。
①清水は結果として突っ張り切り、まずは③志田が垂れ始めると⑨浅井は、内の①清水⑤山田⑦稲川後位にスイッチ、次に大外の④根田垂れ始め、番手の②深谷はその上を発進。
①清水の粘りは驚異的で、なかなかスピードが落ちず、②深谷もジリジリとしか差を詰められないが、徐々にスピードが乗り、最終2センターで①清水をとらえ、そのままゴールへ。
その後ろは、必死に②深谷に追いすがった⑧阿部が続き2着。3着は内から⑤山田に絡まれながらも振り切った⑥大槻。

・感想
 思った以上に入れ替わりの多い激しいレースだった。
 結果だけを見ると、東日本の番手-3番手-4番手の決着なので、根田選手が先手を奪い、深谷選手-阿部選手-大槻選手でズブズブズブという感じだが、実際のレースは真逆。
 勝った深谷選手の強さは言うまでもないが、清水選手の仕掛ける勇気と粘り、やられたらやり返す地元山田選手の意地等が幾重にも重なり合い、実に濃密な面白い激しいレースだった。
 このレースは、ぜひ keirin.jp のダイジェストを見て欲しい。僕の稚拙なテキストでは表し切れない競輪の奥深さを実感できるレースだと思う。

 今回の敢闘賞は、山田英明選手。
 結果は4着だったが、地元なのに競り、さらに一時的に清水選手と離れる等のレース中の困難を信じられないほどのリカバリー力で跳ね返し、(結果的に)勝者ライン以外では再先着したのは立派。

 殊勲賞は、深谷選手と清水選手。
 S班なので「殊勲賞」というのは失礼かも知れないが、決勝戦を濃密で激しいレースにした立役者は、やはりこの2人だと思う。
 深谷選手と清水選手が一緒に走るレースは、名勝負と言われるような面白いレースになることが多いですね。今後も特注です。