【競輪】いわき平記念(GⅢ、2024/01/25-28)
決勝(2024/01/28)
①新田祐大 (福島、90期)
②井上昌己 (長崎、86期)
③嘉永泰斗 (熊本、113期)
④神田紘輔 (大阪、100期)
⑤新山響平 (青森、107期)
⑥窓場千加頼(京都、100期)
⑦山田庸平 (佐賀、94期)
⑧伊藤 旭 (熊本、117期)
⑨佐藤慎太郎(福島、78期)
【並び想定】
←⑤①⑨(北日本)・⑦②(九州)・③⑧(熊本)・⑥④(近畿)
初日特選からの脱落は、以下の4名。
・脇本雄太(二次予選敗退:落車)
・古性優作(準決勝敗退)
・渡部幸訓(準決勝敗退)
・山口拳矢(準決勝敗退)
代わって予選からの勝ち上がりは、
②井上
④神田
⑥窓場
⑧伊藤
※さすがのベテラン②井上の他はG3優出に苦労しているメンツなので、
頑張って3着以内(G1競輪祭の優先出走権が得られる)を目指して欲しい。
ラインとしては、北日本3車、九州2車、熊本2車、近畿2車の4分戦。
※九州は4車でまとまるかと思ったら、熊本とその他で別れました。
見どころとしては、強力先行北日本に対し、その他のラインがどう戦うかだが、
③嘉永、⑦山田も動きは悪くなく、波乱の余地はある。
・結果
1着 ①新田祐大
2着 ⑥窓場千加頼
3着 ⑦山田庸平
・振り返り
号砲が鳴ると②井上、④神田、⑥窓場らが一斉に飛び出したが、車番的に不利と思われた④が取り切り近畿勢が前受け。
周回は⑥窓場④神田・⑦山田②井上・③嘉永⑧伊藤・⑤新山①新田⑨佐藤で進む。
青板2センターから③嘉永⑧伊藤が上昇するも、赤板で⑥窓場④神田が突っ張るために大きくインを空けたところを⑦山田②井上が突いて一旦前に出るも、すかさず⑤新山①新田⑨佐藤がバックで先頭に立ってスパート。
最終ホームは⑤新山①新田⑨佐藤・⑦山田②井上・⑥窓場④神田・③嘉永⑧伊藤で通過。
2コーナーから⑦山田②井上が捲り、合わせて①新田⑨佐藤も番手まくりに出る。
①新田は⑦山田をけん制しつつ4コーナーを先頭で回り、直線でも他の追撃を振り切って地元記念初制覇。
2着はバック6番手から直線で外をまくり追い込んだ⑥窓場、3着は先まくりの山田。
・感想
レースそのものは4つのラインが丁々発止とやり合う目まぐるしい展開の面白いものだった。
新山選手は結果9着だったが、ラインから優勝者を出しているし、HBを取り切ったのはさすがだった。
意外なことに新田選手は地元記念初優勝だった。
まぁ「いわき平」競輪は特別競輪(G1、G2)の誘致に積極的で、当該年度に特別競輪が開催されると、記念競輪(G3)がスキップされてしまうので、そもそも記念競輪の開催が少ないという事情もあるのだろうが、直線の長い「いわき平」のバンク特性と自力主体の新田選手のレーススタイルが合わないという面もあったかと思う。
それを象徴するように、今開催の新田選手は4走全て他の選手をマークする競走(節間全てマークで走るのは初めてらしい)だった。
まだまだ一線級の自力を繰り出せる新田選手だが、これを機に戦法の幅を広げていって欲しい。