【競輪】大宮記念(GⅢ、2024/01/05-08)

決勝(2024/01/08)
 ①平原康多(埼玉、87期)
 ②清水裕友(山口、105期)
 ③北津留翼(福岡、90期)
 ④稲垣裕之(京都、86期)
 ⑤宿口陽一(埼玉、91期)
 ⑥山田義彦(埼玉、92期)
 ⑦井上昌己(長崎、86期)
 ⑧太田龍希(埼玉、117期)
 ⑨中田健太(埼玉、99期)

【並び想定】
 ←⑧⑤①⑨⑥(関東)・②④(混成:中国近畿)・③⑦(九州)

 初日特選からの脱落は、以下の5名。
 ・脇本雄太(3日目から欠場)
 ・深谷知広(準決勝で敗退)
 ・成田和也(準決勝で敗退)
 ・浅井康太(準決勝で敗退)
 ・三谷竜生(準決勝で敗退)

 代わって予選からの勝ち上がりは、
 ④稲垣
 ⑤宿口
 ⑥山田
 ⑧太田
 ⑨中田。
 ※地元埼玉勢が予選から4名も決勝進出したのは、地元番組の後押しが
  あったとはいえ立派。

 これにより関東(全て埼玉)が5名、九州が2名、中国が1名、近畿が1名の決勝

メンバーとなった。
 ラインとしては、関東5車、九州2車、稲垣が清水の後ろを選択して混成即席2車

の変則的な3分戦(5-2-2)となる。
※なお、稲垣が他地区の先行選手にマークするのは(おそらく)初めて。初日特選の

深谷-平原に続くサプライズ。)
 

 見どころとしては、強力な5車連携の関東に対し、清水、北都留がどう戦うかに尽きる。

・結果
 1着 ②清水裕友
 2着 ①平原康多
 3着 ③北津留翼

・振り返り
 Sは⑥山田。一瞬②清水と取り合う様な格好になったが、②清水は③北津留よりも前に位置したいだけのようで、すんなり引いて並び想定通りで進行。
 そのまま淡々とレースは進み、赤板過ぎ1センターから③北津留が⑧太田に追い出しを掛けるように上昇するが⑧太田が突っ張り③北津留は引いて元の8番手に。
 ⑧太田は突っ張りからそのままスパート。なかなか良いスピードだったが、最終バックでややスピードが緩むと、すかさず⑤宿口が番手から発進。が、その後に思ったほど車が伸びない。
 ⑤宿口の番手捲りで、再度スピードが乗った絶妙のタイミングで②清水が5番手から捲り発進。この捲りのキレが良く②清水追走の④稲垣は離れ、②清水単独で⑤宿口を交す。
 ①平原は⑤宿口の後ろから②清水に切り替えるが、②清水のスピードが良く、車間が開いた状態で追走、若干差を詰めるものの差すまでには至らず②清水①平原でゴール。
 ③北津留は②清水より若干仕掛けが遅かったのかゴール前で①平原に迫るのが精一杯だった。

・感想
清水選手の強さが光りました。
位置取りも上手く、実質的に5番手になる位置からタイミング良く捲ったのは強いの一言。
思い返せば準決勝で落車に巻き込まれずに3着ゴール出来たので、今節はツキもあった感じです。
平原選手は、関東ラインがほぼ完璧に機能していただけに惜しかった。
北都留選手のスピードはいつもながら目を見張るものがあるが、捲りだけにタイミングが難しいですね。