「アンネの日記」を読み終わってみた。 | ドラマーヨネの気まぐれな日記。

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打楽器やるのが好きなドラマーヨネ(米山徹)といいます。ライブ活動とか日々の出来事とか書いていきます。好き勝手に書くブログです。よろしくお願いします。

以前に広島県福山市にあるホロコースト記念館に行きホロコースト(ナチスドイツによるユダヤ人迫害)や強制収容所に移送され病死したとされるユダヤ人少女のアンネ・フランクについての資料を見に行きまして、ドイツ軍からの逮捕を免れるための“隠れ家”で生活をしていた時にアンネが書き残していた『アンネの日記』を少しずつ密かに読み進めていまして(読んでない時期があったけど)、先日ようやっと読み終わりました。全部で600ページくらいあり途中で挫折しそうでしたが笑、何とか読み終わることができてよかったです。











こちらがアンネの日記。












この日記は1942年の第二次大戦真っ最中アンネがちょうど13歳になる誕生日からスタートしていて15歳と2ヶ月弱になるあたりまでの日記が記されたものになります。日記ではフランク家4人とファン・ペルス家3人と歯科医の男性の計8人が共同で潜行生活をしている間に起きたさまざまな出来事やアンネの世界や人生とかに対する思いが書かれます。また一切外出できず時間によっては咳ひとつできないほど音を出すことが許されない緊張状態が続く鬱屈した生活の中の不満の捌け口としても重宝されたようでアンネの人柄や当時の状況が十分なほど伝わってきます。












本の後半アンネが15歳を過ぎたあたりの日記では文章もかなりオトナなものになり一瞬三島由紀夫の本を読んでるんじゃないかと思わせるくらいに自己の内面に深く切り込み自己の性格や特性とか自身の行動背景などを分析し理解するような日記となっていて文筆家としても才能あったんじゃないかなと思います。ゲシュタポに侵入され逮捕された時の絶望感は計り知れないものだったと思います。亡くなった時期も連合軍が収容所を解放するその直前だったとのことで、将来はジャーナリストか作家になりたかったみたいで自分としては無念としか言えないところです。ちなみにもしアンネが今も生きてたらまだたったの95歳ですよ。三島由紀夫が今度の1月14日に生誕100年となりますが三島より5歳も若いなんてことは十分“若者”ですね(幼いという意味ではもちろんありません)。惜しい人をなくしたものですね。













それでは本日の1ページじゃないけどアンネを象徴するような1ページをここで紹介してみたいなと思います。




いや別に普通の主婦として頑張ってる人も素晴らしいと思うし全然いいと思います。ただこういうなりたいとかの気持ちは応援したいと思う派なんですよ。ありがとうございます。