日常340 | ラテックスは妄想中

ラテックスは妄想中

暴走ギミな妄想をチラカスBananaです。
甘味世界を目指し オリジナル小説書いてます。
腐 要素 多くなってきちゃいました。苦手な方ご注意ください。

 

 

そう

 

思わせぶりなセリフで

 

彼に 

 

キュンキュンさせられるのなんざぁ

 

正直

 

何度もあって

 

今更…とか

 

 

キュンに刺さってる 彼のセリフ

 

…筋肉は綺麗…

 

 

頭の中で

 

Repeatする前に

 

 

「…筋肉“は”…って

 

 褒めるなら

 

 素直に喜べる言い方してください」

 

 

よし

 

俺 よく言った

 

今の返しは 普通だよな?

 

 

 

脳内で 自問自答しつつ

 

鏡の自分の表情

 

チェックして

 

 

…うん 見た目も 平然と出来ている

 

そう

 

確信しながら

 

 

横を向いて

 

隣の彼を 直視すれば

 

 

彼の視線

 

今は

 

俺の腕を見てて

 

 

…あぁ この人 ホント素直…

 

興味あるもの

 

ガン見する様子に

 

見られてる意識から

 

グッと こぶし握って

 

腕橈骨筋をアピってみれば

 

軽く

 

彼が頭を後ろに引いて

 

おっ…って顔

 

したから

 

 

「…見惚れちゃいました?」

 

勿論

 

冗談で 手元ばっか見てる彼の顔

 

こっちへ向かそうと

 

声を掛ければ

 

 

「…筋の出方が 綺麗なんだよなぁ」

 

と 彼

 

 

なんだか随分

 

マニアックな事言い出してるの

 

 

え?っと思って

 

 

「…そんな

 

 筋肉マニアでしたっけ?」

 

 

ちょっと 意外…と

 

深堀始めれば

 

 

「…マニアって…訳じゃ…

 

 お前だって あるだろう 

 

 筋トレするからには

 

 なりたい理想的なスタイルってのが」

 

 

…あぁ…

 

 

そうなんだぁ

 

とか 嬉しく思いつつ

 

俺は彼の 理想的なスタイルなのかぁ

 

等と

 

大胸筋に 手を当て

 

己の筋肉に触れつつ

 

浮かれながらも

 

 

「…けど 今は休んでて…」

 

褒めてもらえて

 

嬉しい反面

 

完璧なコンディションでは無い

 

 

もっと 本当なら

 

ここの筋が…とか

 

筋肉の張りが…とか

 

ぐだぐだ言い訳 始める前に

 

 

「…自然な大きさで 綺麗だって事」

 

彼の口から

 

何度も 何度も

 

“綺麗”を頂き

 

 

俺は これはひょっとして

 

いつもの願望や妄想か?

 

と 夢かもしれん 等と

 

疑念が 思考内で

 

姿をちら見せする中

 

 

「…そうすか? 

 

 これくらい いっぱい居ますよ」

 

 

俺が特別だって

 

そんな感じのニュアンスのセリフ

 

彼から

 

引き出したくて

 

ちょっと

 

謙遜してみれば

 

 

「…そうね…確かに」

 

いや そこは

 

否定して欲しかった 

 

って 場面で

 

彼のすんなり同意に

 

自分で振っておきながら

 

軽く凹みつつ

 

 

苦笑いすれば

 

 

「…けど

 

 筋肉つき難いタイプから

 

 言わせてもらえば

 

 やっぱ 

 綺麗だと思うし 羨ましいよ」

 

 

あぁ

 

そう言えば そんな話 あったなぁ

 

 

「筋トレ 興味あるんすねぇ」

 

 

今更のように 聞き返して

 

 

「…触ってみます?俺の…

 

 大きくしたい筋肉のイメトレですよ 

 

 トレーナー程の迫力は無ぇっすけど」

 

 

自然な流れで

 

スキンシップ

 

持ち出してみた

 

 

  つづく