日常339 | ラテックスは妄想中

ラテックスは妄想中

暴走ギミな妄想をチラカスBananaです。
甘味世界を目指し オリジナル小説書いてます。
腐 要素 多くなってきちゃいました。苦手な方ご注意ください。

 

 

「…え?どこを触りたいって?」

 

 

聞えてた とか

 

聞えてない とか 関係無い

 

今のは

 

ドライヤー切った後の

 

彼の発言なので

 

 

そこは キッチリ突っ込むでしょう

 

と 一応

 

 

「何の話してたんですか?

 

 珍しい 

 エロトークっすか?

 

 ちゃんと今からでも聞きますよ」

 

 

ニュアンスで

 

俺が匂わせれば

 

軽く付き合い程度には乗って来る

 

彼とのその手のやり取り

 

 

…まぁ 正直

 

俺の方が 途中で降参するのが

 

7割がたのパターンな訳で

 

 

だって 好みの顔で

 

雄っぽさ 満載にされるのは

 

頭では分かっていても

 

夢見る系の妄想力が

 

拒否りだす訳で

 

 

…正直今の流れも

 

別に 筋肉の話の延長と

 

知っているから 出来た

 

煽りな訳で

 

 

俺も 日に日に 慣れるだろうと

 

漠然と構えてた 

 

同性としての対応

 

一向に 変わらない 

 

次元の違う感情

 

 

…俺に その方面の体勢が備わっていた

 

と 開き直れば

 

方向性が見えて来る

 

けど

 

彼もそうとは限らない

 

 

そもそも

 

俺の方は 彼の外見から入った

 

好意

 

癖の強い物言いに 怖気ず

 

絡んだのも

 

表情の変化が 見られたからで

 

結果

 

内面のかわいらしさにも気付き…

 

 

 

彼側にすれば

 

妙に人懐こいの

 

絡んでくるの 適当に

 

あしらってたら 懐かれた

 

 

…そんなトコロだろう 俺との関係

 

だからこそ

 

 

俺がこの関係の 可能性

 

広げるのは 

 

タイミング云々以前に

 

駄目でしょうと

 

 

自分から一線を引いてる

 

だけに

 

 

彼から 少しでも

 

変化に繋がる切っ掛けの様な事

 

言われれば

 

 

鼻先の人参よろしく

 

走りだしたい衝動

 

…ある訳で

 

 

一触即発

 

もしくは地雷

 

かも知れない

 

思わせぶりな彼の

 

言葉のチョイスに

 

遊ばれてる感 否めなくもない

 

舎弟位置から

 

今は

 

平然を装うってガード

 

自分に設えながら

 

 

彼の注ぎの言葉

 

言い訳か

 

否定か

 

はぐらかしか

 

 

と 使用終ったドライヤーのコード

 

使う前程

 

きちんと片付けるのは

 

無理っぽかったので

 

ざっと 束ねて

 

鏡の前に 戻しながら

 

 

乾いた髪に

 

手櫛を 通していれば

 

 

「…お前…

 

 筋肉は綺麗だよって話」

 

それは

 

不意過ぎるでしょって

 

角度で

 

 

俺のキュンを ブッ刺した

 

 

  つづく