日常17 | ラテックスは妄想中

ラテックスは妄想中

暴走ギミな妄想をチラカスBananaです。
甘味世界を目指し オリジナル小説書いてます。
腐 要素 多くなってきちゃいました。苦手な方ご注意ください。

 

 

 

「今のミスは許してやる

 

 けど 二度目はないぞ」

 

 

 

彼は まっすぐ

 

モニター越しに俺の方を見て

 

 

ゲーム上の凡ミス

 

繰り返してる 俺の

 

集中力の無さに対し

 

 

注意勧告である事を意識させつつ

 

 

「しっかりやれ」

 

 

と 発破掛けて来る

 

 

時間的に

 

もう少し早くクリアできると

 

読んでいたのだろう

 

 

思い通りに進まず

 

不機嫌な顔

 

 

ホント子供の様で

 

 

そんな彼を

 

見るにつけ

 

相変わらず好みだなぁ…

 

とか

 

上の空で返事してる俺が

 

 

考えてる内容など

 

想像だにしていないのだろう

 

 

いつものように

 

 

「…もう一戦行くぞ

 

 まだ 眠くないよな?」

 

 

彼は相変わらず

 

俺のスキルアップと言う名目で

 

大好きなゲームを

 

満足するまでやる気満々だ

 

 

…と言う訳で

 

確かに面白いゲームも

 

やってて楽しいが

 

 

俺的には もう少し

 

 

彼とゲーム以外の話もしたいし

 

飯も食いたい…とか

 

こうしてても

 

充たされない部分の欲求 

 

認識しつつ

 

 

せめて

 

彼の 機嫌をよくしとこうと

 

 

「…このステージは

 

 武器変えていこうかなぁ」

 

 

 

 

彼が語りたがってる話題

 

撒き餌の様に ばら撒いてみる

 

 

 

敵を倒しながら

 

ステージをクリアしていく系で

 

彼とバディーの俺

 

 

足手まといには

 

ギリ なってないと

 

自負しつつも

 

 

戦力とまでは 未だ…な

 

やり込めていない状況

 

 

もともと 器用な俺なので

 

ある程度までは 

 

すぐ 出来る様になるけど

 

 

何時間もプレイしてる彼の様な

 

猛者には 足元にも及ばない訳で

 

 

武器ひとつとっても

 

選択してたモノが

 

自分にあっているのかすら 

 

今 確認している最中な訳で

 

 

 

だから 彼のお薦めとか

 

聞けるかな?と

 

 

独り言のように 呟いてみれば

 

 

早速 食いついた

 

自称 スキル上げのお手伝いさんは

 

俄然 饒舌に

 

 

「…さっき 俺が使ってたの

 

 使いやすいよ 試してみれば?

 

 技の出し方とか 分かる?あのね…」

 

 

案の定 彼は

 

その可愛い口で 説明を始めた

 

 

 

    つづく