平平凡凡 3 | ラテックスは妄想中

ラテックスは妄想中

暴走ギミな妄想をチラカスBananaです。
甘味世界を目指し オリジナル小説書いてます。
腐 要素 多くなってきちゃいました。苦手な方ご注意ください。

 



耳を澄ます



…と言う 表現で


正しいのかどうか



分かんないけど



頭の中に響く


人ならざるものの声



また 何か発言するかと


黙って居れば



『しっかし

 困ったなぁ……』





そう 呟くと


静かになった




え?え?え?



何かトラブって ここに居るって事?



僕は



思い掛けない情報に


あれこれ


想像しながら


何に困っているのか



もう少し


何か手がかりを 喋らないかと



待ちながら



手のひらサイズの


悪魔が



心細さ 吐いた途端


さっきより


小さく 見えて



こいつ


このまま消えちゃったりして



とか



勝手に想像し


茶化しながら



人の不幸は蜜の味



ってヤツか?等と



どこかで


面白がってる自分に




…なんだこの余裕は


って



少し 気にしつつ



ガチで悪魔は



何に困ってんだろう


って


好奇心



ムクムクするの


抑えないままに


なぜか

急に込み上げる


笑いが


僕の表情を


嫌な感じで 歪めるの



抑えながら



ドキドキしてくるの



僕以外の


誰かの感情の様で



ほんの少し


なんか…怖いな



って思ったのも束の間







悪魔より


悪魔な自分に 気付く




   つづく