Spinoff 240》Short | ラテックスは妄想中

ラテックスは妄想中

暴走ギミな妄想をチラカスBananaです。
甘味世界を目指し オリジナル小説書いてます。
腐 要素 多くなってきちゃいました。苦手な方ご注意ください。

 

 

職種が違えば

関係ない

ヒエラルキー


…とは言え

黒コーデの男

相手の時とは


まるで違う態度の

男の娘



カメラマンに

随分強気な 物言い


上から目線の

その理由



外部者が知らないだけで


スタイリストと

カメラマンの関係は


そんなモノなのだろうか…と

納得しかけるも



ここで見聞きした

数時間前からの記憶が


その思い付きを 否定する



初見で見知った

スタイリスト系の

staff全般に


どちらかと言えば


態度 デカめに

指示してたのは


カメラマンだった事


反芻しては


 


記憶に符合しない

男の娘の存在に


何故だろうと考えて


ふと 思いつく

 


カメラマンは

外様…的 立場なのかも…と



急遽準備された

撮影だって


カメラマンから聞いた情報



ホテルを借り

設営されたスタジオ


時間的制約だらけの


場所とモデル



取りあえずと

集められた 人手は


学生並みに

若いstaff


経験値の高さや

仕事内容の進行上


重要なポストの

カメラマンが


滞りなく 作業できる様

サポートしていた

周囲


その関係性が


現場で

取り仕切っているのが

カメラマンであるかのような


錯覚


見せていただけなのかもしれない


…と



その仮定に はめ込めば

納得がいく



撮影が終わってしまえば

部外者である

カメラマンの

立場は


学生と同じ


救援に来た よそ者




利用価値無くなれば


後は

縄張り意識が

露見する威嚇になって



…等と



勝手に妄想して


状況を解釈してみれば



男の娘の


興奮が やけに目に付いた



 


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