ブレス if -XXX-Ⅹ vol.278「建前」 | ラテックスは妄想中

ラテックスは妄想中

暴走ギミな妄想をチラカスBananaです。
甘味世界を目指し オリジナル小説書いてます。
腐 要素 多くなってきちゃいました。苦手な方ご注意ください。


シリーズの始まり⇒ブレス


リストリンク⇒気象系


「彼」目線


━─━─━─━─━─



わざとじゃない


それは間違いなく 偶然



つい 考えもせず


蹴ったピロー



“J”の背中に 綺麗にヒットして


あ…やべぇ…



そんな感想 抱いたまま


凍り付いて 動かない体



謝った方が良いのか?


けど 状況を考えれば


「俺」は声 掛けない方がよくないか?



コンサルタントは多分



「俺」がここに居る事


知らないんじゃ?


…いや どうだろう?




相反する出方を 選択出来ずに


頭ん中 回転扉状態に


回していたら



《…ん…んんん…》



ただならない声


上げ始めた


コンサルタント



続けられてた コトの様子に



ムッとするやら


ホッとするやら



訳分からない心境のまま


ガチな本番


目の当りにするのは御免だと



一歩下がれば




《…ゃ…じゅ…で着替えないと


 放ってかれる…は……離せ》




「俺」の持ち出した


タイムリミット付きの条件


コンサルタントが口にして



“J”に 放せと 懇願始めた声



うわ~~ そう言うの無いわぁ…


煽るにしろ


中断頼むにしろ


「俺」をここで意識させるセリフ


吐くとか 無いわぁ…




間男に させられた気分が


押し寄せる「俺」に



追い打ちをかけるかのように



―じゃぁ 「彼」も引っ張り込もうか?―


“J”が


はぁ?って提案 持ち出し



―ねぇ?―


と 背を向けたまま


「俺」に




― そんなとこ 突っ立ってないで


  こっちへ来いって 言ってるんだけど?―



と 呼び掛けた