月刊THE YELLOW MONKEY 24.7月号 | 大器末成

大器末成

「大器、未だ成らず」
いつかは器の大きな男に成りたいと、日々精進している(つもりの)ワタクシ。
日本一のロックバンドTHE YELLOW MONKEYの話題と洋楽の話がほとんど。たまに他の趣味のことも書くかも・・・?
興味のある方はフラッとお気軽にお立ち寄りください。

 

星の輝く七夕。SHINEでSPAKLEなSTARの夜。
我らがTHE YELLOW MONKEYの歴史を語る上で欠かせない日付、「解散記念日」。
今、この世にTHE YELLOW MONKEYが存在していることを感謝する日ですね。
ありがとう×20


月刊THE YELLOW MONKEY 24.7月号


さてまずは、アルバム「SparkleX」で気になったことを二点ほど。
少数派かもしれないけど、たぶん一番好きなのは「Beaver」!
「素潜り 逆立ち でんぐり返し」「毛むくじゃらを 両手で広げ」「ぷかぷか浮かぶ」。なんかもう、歌詞がかわいい(笑)
社会的な意味も隠れてるらしいけど、ただただかわいい( *´艸`)
俺、もうBelieverじゃなくてBeaverでもいいよ(笑)

もう一つ、歌詞ですごく泣けたのが「Make Over」。
「この世界が全部 ふやけてもね この僕はきっと君を探すだろう」
EMMAがLOVINに言ってる言葉のような。『いつもLOVINのそばにいる』だけじゃなくて、『生まれ変わってもまた会えるはず』って言ってるような気がして、何度聴いても号泣です。EMMAから観た今のTHE YELLOW MONKEYということで、全体的にはバンドのこれからがどうなろうとも良い方に向かっていけるという暗示のような詞に思えます。


んで。2004年の解散発表から、ちょうど20年。20年て・・・!すごい時間が経ったように思えます。
ざっくりいうと、俺がTHE YELLOW MONKEYの沼にハマったのがほぼ同じ時期。なので、俺のファン歴も20年なのであります。
今年でピタリ人生の半分、THE YELLOW MONKEYのファンやってます。これからはファンとして生きていく時間の方がどんどん多くなる。それがなんだか嬉しいです。

今回のアルバムで、かなりリアルに描かれた「命」とか「死」。賑やかで楽しいだけの時代は再終結から数年で終わって、これからのTHE YELLOW MONKEYは次のテーマを掲げて進んでいく、というのはコロナ前に感じていましたが。それがまた一段階上のステージに上がり、人として、バンドとしての終わり方を見据えた活動に変わっていくんじゃないかと。東京ドームを経て、アルバムを聴いて、そんな風に考える昨今であります。
「終活」なんて言葉があるけど、そういうのとはちょっと違う。不謹慎だとか言われるかもしれないけど、いつかはやって来るんだから考えなくちゃいけないこと。当然、それぞれ家族もそうだけど、大好きなバンドのメンバーと死別することは考えて、見据えないといけないことだと思います。下手すりゃ、こっちが先にいなくなる可能性だって充分あるし。

2015年の、吉井さんのソロアルバム「STARLIGHT」に「STRONGER」という歌があるんですが。俺はこの歌を聴いて、そして直後のライブを観て、『これから先、何回逢えるかわからないから、一つ一つのライブをしっかり目に焼き付けなくちゃ』と思いました。そういう覚悟を持って、各々メンバーだったりバンドだったりに向き合うことが、ファンとしては大事になるんじゃあないかなあ。

吉井さんの病気のことで、けっこう真剣に考えたことがありまして。
『好きなアーティストの訃報に接して悲しい思いをするのと、新作を聴くことなく自分が先に旅立つのと、どっちが良いのかな?』
答えは出てないけど、俺は出来るだけ長く、しつこく追い続ける所存であります。たとえ指と指の間をすり抜けて行ってもね。


ではまた(^O^)/