こんにちは爆笑クローバー

パラミクリニックのパクスホ院長です〜 ✨

 


自然なヘアラインのポイントは、やっぱり 「産毛」 ですよね。

では、移植のときに産毛をそのまま植えればいいのでは?と思われるかもしれませんが…


産毛を移植するのは、ほぼ不可能 と言っていいほど難しいのです😅

 

というのも——

後頭部から産毛のような細い毛を十分に採取することが難しい

もし少量取れても、生着率(しっかり定着する割合)が良くない

こういった理由があります。


✨ では、ヘアラインに“本物の産毛”を作る方法は?

実はあります。

 

既存の産毛をできるだけ残しながらデザイン・移植する方法

ヘアラインにミノキシジルを塗って産毛の発生を促す方法

 

そのほか、「本物の産毛」ではありませんが、
後頭部の中でも より細い毛 を選んで植え、
グラデーションで “産毛っぽく見せる” という方法もあります。


✏️ 産毛を意識したヘアラインデザイン(2024.07.31)

今回の患者さまは、「平らな額が気になる」と額縮小をご希望で来院されました。


ですが、額の傾きはそこまで強くなく、むしろ M字や側面の広さのほうが気になるタイプ でした。

 

そのため、額縮小より ヘアライン移植 をおすすめしました。

 

①ヘアラインの高さはほんの少しだけ下げる

②側面をしっかり詰めて、もみあげラインも整える

 

こうすることで、全体のバランスがとてもきれいになると判断しました😊

 

さらに、M字部分はもともと産毛が多く、
既存の産毛を最大限残すデザインを採用。

 

ヘアラインの前に産毛が少し残るだけでも、
自然さがぐっと増すんです。


📅 移植直後(2024.07.31) → 10日後(2024.08.10)

今回の施術はロングヘア移植で行ったので、
10日後には既存の産毛としっかり馴染み、とても自然に見えます✨

元々産毛がある場合でも、

 

①前方には細い毛を使う

②密度は徐々に濃くする

③ヘアラインは直線ではなく自然な凹凸に

④既存の産毛と滑らかに繋がるデザイン

 

こうした グラデーションの工夫 がとても大切です。


✂️ 植毛切開法の抜糸前(2024.08.10)

この方は後頭部上部が少し平らな型だったため、
FUE で上の方まで採取するとボリュームがさらに減りそうでした。

 

そのため今回は 切開法(FUT) をご提案。
およそ 2800毛を採取しました。

幸い、翌日もほとんど痛みはなかったとのことでした😊


📸 産毛を生かしたアラインの Before → After(2024.07.31 → 2025.11.26)

1年後に経過を見に来られ、
現状には満足しているけれど「もう少し額を狭くできるか?」というご相談を受けました。

 

仕上がりが自然だと、ついもう欲が出る気持ち…とてもよく分かります爆笑

 

しかし今回の自然さは、
既存の産毛を残した“おかげで”実現できている 部分が大きく、
これ以上ラインを下げると、その産毛が隠れてしまい、
今より自然さが損なわれる可能性があります。

 

そこで私は、
額中央に 軽くピーク(山)を作るデザイン を提案しました。
これなら全体の自然さを保ちながら、
“ほんの少しだけ低く見える効果” が得られます。


このくらいです😊

 

①産毛が生きている部分はできるだけ残す

②足りない場合は、細い後頭部の毛で産毛風の質感を再現する

③術後のミノキシジル も非常に有効

 

これが「産毛ヘアライン移植」のすべてと言っていいでしょう。

 


パラミクリニックのパクスホ院長でした!!