老子ー自由訳ー 著：新井 満
老子だの孔子だの中国の書物は理解するのが困難です
でも本書は違いました。自由訳ってこともあり、僕にも理解できるレベルの内容。
そして相当面白い
久しぶりに☆５つあげたいと思います
難しいことなんてほとんど書いてないし、詩集を読んでいる感じ
そもそも老子ってどんな人かというと、何かと不明な部分が多く、
素性は明らかになっていないそうです
ただ世間一般的には、中国の春秋時代の思想家として知られていますよね
こんな仙人みたいな人ではこの仙人、一体どんなことを説いているのか？
上手く表現できないので、本書より僕が１番好きな部分を抜粋してみます。
※ちと長くなるので注意
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◆知足のすすめ◆
他人を知ることより自分を知ることの方がむずかしい
自分を知る者を、真の賢者というのだ
他人に勝つことより自分に勝つことの方がむずかしい
自分に勝つ者を、真の強者というのだ
では、自分の何を知り何に勝つのか・・・？
それは欲望さ
物欲から知識欲から名誉欲にいたるまで
欲望に歯止めをかけるのはむずかしい
もし欲望の命じるままに生きたとしたら身がもたないぞ
いのちがすりきれてしまうぞ
『足るを知れば、はずかしめられず 止まるを知れば、あやうからず』
と言ってね
ほどほどのところで満足しておけば、はずかしめを受けることはないし
スピードはひかえめにして、つねにあわてず余裕をもって踏み止まれば
危ない目にあうこともないのだよ
あらゆる欲望の誘惑からぬけ出し精神の自由をとり戻しなさい
足ることを知りなさい
もっともっと追いかけるのではなく
ほどほどに満足して生きなさい
ゆったりとおおらかにね
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ほらね？なんかいいでしょ
１時間で読めて一生涯において大切な事を学べる本だと思います。しかも1000円
自分のお部屋に1冊あってもいーんじゃない
