宇宙の根源エネルギーは愛です。

あなたの生命も愛のエネルギーに満ちています。

しかし普段、そのことを忘れて生きています。


いかにしてそのエネルギーを活用できるか。


いかにして愛の交流を深め、自らの生命エネルギーとして日々元氣に前向きに生きるか。


我々人間は、幸せに、豊かになるために生きていますので、せっかくの知識は積極的に活用しどこまでも豊かさの極みへと、次元を上昇させていきましょう。


ひとつの方法がプシュケー(呼吸)です。

プシュケーは古代ギリシアの言葉で、息、呼吸という意味です。


それが生命、心、精神を意味する言葉に転じるようになりました。呼吸が生命の本質という洞察によるものです。


余談ですが、プシー(Ψ)はアルファベット23文字目であり、プシュケと音訳します。


数学記号Ψ(プサイ)は量子力学の基礎的なシュレーディンガー方程式において波動関数として使われています。


呼吸、生命を示す記号が量子力学、波動関数としても使われているのは非常に興味深いことです。


今回は、大いなるエネルギーを交流させ、心身を整え、氣の巡りを良くする呼吸法をお伝えします。



呼吸はすべて鼻呼吸で行ってください。


舌の位置ですが、

上あごにペタっとくっつけて、歯に当たらないように、やや奥にしまいこむ感じにください。(ミューイングで調べるとわかりやすいと思います)


次に息を吸います。胸に酸素を取り込んでください。ゆっくりと大きく胸を膨らませて(ハト胸にする感じです。ディズニーアニメに出てくるような自信満々の王子様のイメージですね)、吸い込めるだけ吸い込んでください。酸素を肺の中に貯め込めるだけ貯め込んでいきます。


息を吸うときですが、宇宙のエネルギーを吸い込むイメージを持ってください。キラキラと光り輝く、愛のエネルギーが鼻を通して身体の中へ入っていくようにイメージします。


美しい光のイメージでもいいですし、言葉でも良いです。

「愛」「美」「光」「強運」「最強」「最高」「最善」など、ご自身のしっくりくる言葉でかまいません。


酸素を吸い込んだら、今度は息を止めます。


胸は膨らませたままにキープします。


息を止めているとき、以下のことをイメージしてください。


「今生では絶対に達成できないような最高の人生」


です。


あなたの姿でもいいですし、身の回りの環境、理想的な仕事、収入、生活、なんでもかまいません。


イメージが難しければ、言葉を頭に思い浮かべても大丈夫です。


息を止めているとき、人は緊張します。

その緊張と達成不可能性を共感させるのです。


肺に入っているキラキラした光の粒子ですが、そのあとどうなるかというと、それが身体中をかけめぐり、末端細胞の隅々までキラキラした酸素が供給され、身体の細胞の汚れ、傷、黒いものがピカピカの光に交換されていきます。そういうイメージを持ってください。


息を止めている時間は、無理しない範囲に留めてください。10秒〜15秒でも大丈夫です。


慣れてくるともっと息を止められる時間は長くなりますので、無理せず自由に決めてください。


次に息を吐きます。


このとき大事なのは一気に吐かないことです。

「プハー!」とやってしまいたいところですが、

浮き輪の空気栓を抜いたときのような、ゆっくりジワジワと空気が漏れて出ていくような、風船が徐々にしぼんでいくような感じで息をゆっくり吐いてください。


慣れないうちはプハーと吐いてもかまいません。

無理して不調を来さないようにしてください。


大事なのは息を吐くとき、「息を止めているときの緊張がほどけ、リラックスしていく」感覚になることです。


リラックスが大事です。


息を吐くとき、自分の中にあったどす黒いものが鼻から出ていき、その黒いものが、おおいなる宇宙へと流れいき、キラキラした光となって還っていくイメージをします。

宇宙のイメージが難しければ、綺麗な美しい川と流れていくイメージでも構いません。

あなたの黒いものがキラキラと輝く美しい光になり、宇宙へと還っていく。

つまり呼吸を繰り返すたびに、どんどんお掃除されてピカピカとキレイになっていくのです。


息を吐いたら、あとはまた、息を吸い込みます。

息をすべて吐ききろう、と頑張らないで大丈夫です。

適度な二酸化炭素濃度により酸素供給量は高まります。


以下は同じ要領で呼吸を繰り返します。


繰り返す時間は、とくにないので好きに決めてください。

一回でもいいですし、五分でもいいですし、ご自身の感覚で構いません。

リラックスできる瞑想用の音楽をかけてもいいですね。


この呼吸法をしばらくやってみてください。

義務にする必要はありません。心身が整い、巡りが良くなるのだ、と、楽しみながら行ってください。

しばらくすると変化を実感するはずです。


基本的に、いつも不安で緊張している人は、呼吸が浅いです。ふだんから肩が上下にせわしなく動いている人は、どこかで人を信用できず、神経過敏なフシがあります。


人はリラックスしているときに、持っている能力が発揮できます。


呼吸はそのリラックスを、自らの意思でコントロールできる、最良な手段のひとつです。

ぜひ試してみてください。