前回の続きです。
祖父は、あれから1ヶ月でみるみる弱ってしまい、今度またお弁当を届ける予定だったのですが、間に合いませんでした。
(ちなみに生姜焼き弁当の予定でした)
お通夜の日に作ったお弁当☆
仕出しのお弁当とかは食べられないので、アレっ子には常に食べるものの確保が必要です。
ひとりだけ別のものより、いっしょに食べたらいいかと、たくさん作りました。
++++++
最後まで、自宅で1人で過ごすことを望んだ祖父。
それを支えてくれた、往診の先生や看護師さん、ヘルパーさん、みなさんにほんとうに感謝したいと思います。
ワガママを言って困らせたケアマネージャーさんにも、頭が上がりません。
親切にしてくれた近所の方々にも!
ほんとは出前とかやってないのに、煮魚1人前を届けてくれる魚屋さん。
いつもの時間に行かないと、家で転んでないか、走ってピンポンしにくる喫茶店のマスター。
スマホを使いこなし、外食に連れ出してくれる、10歳下のお友達。
リモコンの電池が切れたのを換えに、わざわざ来てくれる電気屋さん。
エアコンの効きが悪い、と祖父が呼んだときには、
「タバコの🚬せいだわ〜」
と、フィルターをわざわざお風呂場で洗ってくれて、ついでに空気清浄機を買わされたとかw
わたしの知っているのは、ごく一部で、もっといろんな人に、助けてもらったと思います。
転んでも転んでも、骨折はしなかったので、キズだらけでしたけど、寝たきりにはならず、最期まで会話もできました。
いちばんお世話をがんばった母には、片付いたらちょっと休んでほしいな。
お花が大好きだった祖父が、よく転ぶので庭に出れなくなってからのこと。。
祖父の家にお手伝いに行くと、必ず花瓶のお水を替えてほしい、とか、庭に咲いているお花を切って飾ってほしい、と頼まれたのが印象に残っています。
お花より、もっと他にしてほしいことないの⁇
って聞くと、いつも
もうないよー
って笑っていました。
祖父のことを考えると、まだ泣きそうになりますが…
わたしも日々、いろんな感謝を忘れずに、ていねいに暮らせたらいいな、と思います。