京都駅の西にある
リーガロイヤルホテルまで
やってきました
かつてここには
新選組の
不動堂屯所がありました
「事あらばわれも都の村人となりてやすめん皇御心」
近藤勇の
石碑があります
新撰組屯所は
それ以前には
西本願寺にありましたが
組織内の抗争や
血の粛清など
騒ぎの静まる暇もない
新選組に
本願寺側が
不満を抱いていたことが
背景にありました
移転に際し
土方歳三の指示で
西本願寺と交渉
建築費や諸経費を
西本願寺が負担することと
なったのです
そうまでしても
本願寺としては
新選組に
出て行ってもらいたかった
屯所の広さは１万平方メートル
大風呂は30人が一度に入れた
といいますから
大名屋敷と比べても
遜色ない構えだったそうです
不動堂屯所跡から
歩いて北へ
すぐのところ
細い路地に
「油小路の変」発生地が
あります
もともとは
新選組にいた
伊東甲子太郎は
離反して
隊士を引き抜き
御陵衛士を結成します
伊東が新選組屯所の襲撃を
計画しているとの報告を受けた
局長近藤勇は
七条にある妾宅に
伊東を誘いだして
しこたま酒を飲ませ
斬殺
伊東の遺骸は
ここ七条油小路の辻に置かれます
そのうえ
報告を受け
遺骸を引き取りに来た
伊東の腹心らが
待ち伏せしていた
新選組に襲われて
全員討死
これら一連の事件を
「油小路 の変」といいます
まさに血の粛清
赤軍派のリンチ事件を
想起させるような場所