仕事柄、いろいろな相談を受けていますが、工務店を経営されている方から久しぶりに電話があり、「家が売れません!」と相談の電話がありました。
主な相談の内容としては、
「住宅業界は大手企業の勢いもすごく、ローコスト住宅に圧倒されていて見積もりをしても負けてしまう」というものでした。
地場の工務店の経営者さんの相談はこういう内容が多いですね。
「家」というのは高額な買い物であり、お客様も様々な選択肢があります。また趣向も人それぞれです。
さらに年齢層や収入によっても求めるものが違います。
「和風がいい」「おしゃれな家がいい」「カッコいい家がいい」などなど。(かなりざっくりした分け方ですが)
それだけに、工務店やハウスメーカーとしての攻め方は実に様々なものが考えられます。
攻め方を決めるためには、まず「誰に」を決める必要がありますよね。
どうしても、いろいろなお客さんに対応できるように、「なんでも出来ます」的な感じになってしまう。。。
そしていろいろな営業などのノウハウやツールを使えば受注出来ると考えてしまう。
これは無理です。
大手ビルダーやローコスト住宅に、金額や仕様で対抗してもなかなか勝負出来ません。
そこではない別の所で勝負を出来るように考える必要があります。
そのためには「誰に」「なにを」売りたいのか。そして、「なぜそれを売りたいのか」という経営者の思いがまず大事だと思います。
当然といえば当然なのですが、自分が良いと思っていなかったら売れませんよね。
でも意外とこういう経営者さんも多いんですよね。儲かればいい的な。
私も不動産会社や工務店、ビルダーの営業のサポートをすることがありますが、(おもに、住宅ローンの審査が難しい方などの資金関係がメインですが)自分自身で「これはいい!」と思ってないとなかなか難しいです。
というわけで、まず「これはいい!」と思えるものを作っていくことにしました。
どれくらいで売れるようになるのか楽しみです。