ユースの今シーズンが良い成果で終わり、ひと段落の10月23日(日) 総会をしました。
本来 この総会は、3月12日に行なう予定でした。その前日に未曾有の大震災が起き混乱の中 3月26日に参加できる方だけでも、クラブのメッセージを伝えようと1度行ないました。
参加していただいた方には、かなりの反響となり 「落ち着いたら、もう一度こういう場を設けたいな」ということで、2度目の開催となりました。

まずは、当クラブのサッカー(遊び=文化)を通して、いかにひとり一人を大切に育てるかという考え方。
そしてもう一つは、他チームや他クラブとの最も違う点として、勝利にこだわり過ぎないで子供の目線で「本当に(プレーそのものを)楽しむ」ことの重要性。
とくに2つ目の項目では、当クラブと育成の方向性を同じくするお二人(永井 洋一氏&池上 正氏)の著書(永井氏=『賢いスポーツ選手を育てる』など&池上氏=『サッカーで子どもがみるみる変わる7つの目標』など)から、必要以上に勝利に駆り立てる指導や選手を煽る言葉かけは、反面教師にこそなれてもけっして子どもを育てることにはならないことを強調。
みなさんも、ぜひ一度読んでみてください。

そこで、総会では詳しく説明しきれなかったことから、ひとつ。
『ミス』について。
バルツォの選手は、中3の後半から高校にかけて急激に成長する。その原因の大きな部分をしめるものに「自分自身のミス」をたくさんするというのがある。
強豪チームには、ミスが起きる原因の多くを禁止プレーにされて、ミスをさせてもらえない場合がある。
また、指導者の恐怖によるプレッシャーのもと、命令されてのミスをさせられているプレイヤーも多い。
さらには、普段から理論でがんじがらめにされ、まるで自分の判断によるミスのように仕組まれた巧妙なミスのさせられ方も、最近増えてきた。
バルツォでは、サッカーを始めたころからずっと、幼稚なミスも許される雰囲気の中でプレーする。
気付くまで「自分自身のミス」すれば良い。だから、すぐには自分達より強いチームに勝てない。
しかし、経験しておかなければならないミスをある程度やって、ミスと向き合い 学んだことからしっかりとした判断力に活かされて、パフォーマンスに結びつくのにその時期が重なる。

「自分自身のミス」は、「自分自身の自在プレー」につながる!!!     by ベアーズコーチ