野菜は犬の体には毒という話 | 僕らの快適ドッグライフ

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あまり知られてはいないかもしれませんが、

野菜にはシュウ酸が含まれています。

 

シュウ酸とはなんぞや?と言うことになりますが、

 

例えば・・

とろろ汁が肌に付着すると痒みを感じる事があると思います。

まさにそのいたずらしているのがシュウ酸カルシウムの針状結晶で肌にチクチク刺さり刺激を送っている状態になります。

 

このシュウ酸は犬の体にとって意外と厄介で、

人にとっては『薬』でも

犬にとっては『毒』となると言うことも言われています。

 

 

■  野菜には毒が存在するのか?

 

植物は動くことはできません。

ですから、外敵が来ようとも逃げることもできません。

そのため、身を守るためにはどうしたらいいか。

 

手っ取り早く『毒』を作り出し、身を守るのです。

 

その毒にも色々な種類があるようです。

  1. 細菌やカビなどを殺すもの
  2. 昆虫などの虫から防衛するもの
  3. 動物の捕食から身を守るもの などなど
 
人にとって野菜は『薬』となり、健康に良いと言われているものもあれば、毒性のあるものもあります。
ただし、人と犬とでは体の代謝がまるで違います。
ですから犬にとっては『毒』だったりすることもあるのです。
 
 
■  犬が野菜を消化しにくい訳
 
犬が人と共存する前から、反芻動物(牛・羊・ヤギなど)を主食として生存して来ました。そのため、直接野菜の毒素に触れる事がなく、感知する能力や解毒力が低い事が理由と考えられています。
 
そのため、『薬』か『毒』かと与える側が考える必要があるのです。
 
シュウ酸が多く含まれている野菜を摂取すると、
『シュウ酸カルシウム結石』が体の中に作られてしまいます。
いわゆる『尿結石』に関係してくる物質です。
 
 
【シュウ酸が多く含まれている野菜】
 
 ほうれん草(葉菜類の野菜)
 たけのこ
 生姜
 パセリ
 お茶
 チョコレート
 ココア
 ピーナッツ など
 
野菜を大量に摂取すると、正常な尿のPH値が崩されて、アルカリ性になってしまう事で病気が発症してしまうのです。
 
我が家の2代目アッシュは、4〜5歳の頃に尿結石の疑いがあると言われ、一時期療養食を与えていました。
野菜などは毎日与えていたと言うこともなかったのですが、ドッグフードの原材料が野菜中心のものだった時期があったので、今となってはそれも原因の一つだったのかと感じています。
 
 
■  犬に野菜は必要ない?
 
一般的には野菜や穀物が愛犬の体にとって必要なものと認識されていますが、いろんなことを学習していく上で、重要度が違うことに気づきました。
 
愛犬にとって一番必要な栄養素は動物性タンパク質で、ドッグフードであれば、肉メインのものが理想的です。
アレルギーなど個体差もあるので一概には言えませんが、
補佐的に野菜や果物を与えることは良いと思います。
特に炭水化物などに含まれている糖分は脳にとっても必要な栄養素になりますので、全く与えないのも問題です。
 
我が家の初代愛犬はキャベツが好きで、週1〜2日は食べていました。だからと言って、尿結石になったかと言うとそんなことはありませんでした。
 
冬など体を温めるには野菜スープなどはオススメですし、
美味しいと感じ、胃腸の調子も悪くなければ、時々は楽しんでも良いのかなと思います。
 
人もそうですが、毎日食べ続けてしまうと健康に良いものも毒に変わってしまうこともあります。
愛犬の食事に関わることは難しい事も多く、科学的に立証されていることばかりでもないようです。
愛犬への愛情が違う方向に向かないように今後も学習していきたいと思います。
 
■   まとめ
 
愛犬にとって・・
  • 野菜は消化しにくい食物
  • シュウ酸が多く含まれている野菜には注意が必要
  • 体に良い栄養素も野菜にはあるので程々に与える事がポイント
  • やっぱ、犬は肉食系