ワンちゃんの大きさや年齢によってご飯の量も変わります。
そこに個性も加わり、
食いしん坊な子、少食な子、動く事が嫌いな子、活発な子
色々ですよね。
子供達もそうですが、給食が足りない子もいれば多すぎる子もいます。犬の社会は体重基準で食べる量が判断されますが、人間社会はなぜか年齢で区別されますよね。
管理のしやすさからそうなってしまうのでしょうか?謎です。
では、食事の回数はどうでしょうか?
■ 幼犬の食事回数は?
基本、ドックフードを購入した場合、
パッケージに一日の給与量の目安が記載されています。
それぞれのメーカーがドッグフードの栄養素を考え、
適量が表示されています。
一日の給与量を食事回数で分けて下さい。
特に1歳未満の時期は回数を増やしマメに与え、
体重を管理しながら調整していきましょう。
この時期の食事で肥満体質が決まってしまう可能性があります。
太り過ぎは後々たいへんなので、
運動量と給与量、性格、環境を考慮し、
バランスよく調整していきましょう。
犬種によっても異なりますが、
太りやすい犬種や逆にエネルギーの消費量が多い犬もいます。
体質的にちょっとぽっちゃりしていた方が良い犬種もいます。
例えば、チワワなどは小さい割には食べる子が多いので、
タンパク質は多めに接種した方が良いと言われています。
犬の乳児期はほとんどの方がブリーダーさんにお任せしていると思います。
3ヶ月~1年間は急速な発育期を迎えるため、
自由に摂取させる方法は避けるべきです。
肥満の原因になってしまい、成犬期以降に大変苦労します。
同じ時間にきっちり餌を与えるのもなるべく控えましょう。
1日の給与量を計量し、食事の回数は2~4回に分けて与えるのが理想的です。
我が家の3代目ホセの幼少期は、
朝起きて1回、お昼前後に1回、夕方に1回、寝る前に1回と
計4回に分けて与えていた時期がありました。
ほんの2〜3ヶ月の間でしたが、順調に成長してくれました。
ただし、デメリットは成犬期になって2回に戻すのがちょっと大変かなぁ〜といった感じです。
おやつ感覚で野菜や煮干しなどを与えると、
カロリーを抑えられ、食事の回数を減らすことができます。
■ 成犬の食事回数は?
ドックフードの場合、1日の給与量が記載されています。
基本的にはそれに従い与えますが、
いつもよりカロリーを消費した場合や
逆に家にじっとしていてあまり動かなかった場合など、
何日も続くようであれば調整が必要です。
通常、食事の回数は朝晩の2回が一般的です。
起きてすぐご飯を食べたがる子には
食事の回数を寝る前に1回多くするだけで効果ありです。
育ち盛りのホセは食いしん坊で、朝起きたらご飯!
という感覚でしたが、夜少量食べさせると、
朝少しだけ落ち着いて待つことが出来ます。
気をつけてもらいたいのは、
与える給与量は極端に増やさないよう
1日に必要な量をきちんと把握しておきましょう。
我が家のワンコ達は、
1週間の旅行でいつもの数倍もカロリーを消費してしまったため(はしゃぎすぎたため)、「正月太り」ではなく「正月痩せ」をしてしまいました。
なので、ごめんなさいもこめてしばらく大盛りにして
、体重を調整したこともあります。
与え過ぎて、お腹の調子が悪くなったり、
胃が大きくなってしまうと厄介なので、
おやつや回数を増やすなどで加減して与えましょう。
食いしん坊な子は、
空腹がイライラの原因となり問題行動を起こす場合もあります。食事の時間など工夫して与えましょう。
毎日決まった時間にきっちり与えると、
逆にその時間に夕食が食べられないとストレスになる事もあります。その時間が来るとご飯を待ち、落ち着かなくなります。
度が過ぎない程度なら健康的で良いですが、
食糞をしたり、物を壊したりしてしまう子も中にはいるので
たかがご飯と思わず注意しましょう。
■食事量は時期や状況よって異なる
おやつを与える場合も1日の給与量に含まれるので、気をつけなければいけません。
与え過ぎは肥満にもつながるためご注意を。
躾はコミュニケーションの一貫であり、
あなたとの関わりやおもちゃで遊ぶことを望んでいる場合も多いので、ご褒美の量も給与量の一部として下さい。
運動量の多い若年期や食べ盛りの成犬時代は、
食べ過ぎてしまうことも。
1日2回の食事で十分な栄養素を取り、エネルギーの消費バランスを整えましょう。
大型犬は、特に若年期の骨格異常などの整形外科疾患のリスクを軽減させるため、エネルギーとカルシウム含有量の少ない食餌で対応した方が良いケースがあります。
獣医師と相談して与えると後々成犬期が楽かもしれませんね。
小型犬~中型犬はそこまで神経質に考えなくても大丈夫です。
逆に、シニア犬になると食も細くなり
少ない量で必要な栄養素を摂取する必要があります。
沢山の量が食べられなくなったら、食事の回数を増やし、
栄養失調にならないようにしましょう。
少量で質の良いフードに変えることで
筋肉の衰えや胃腸の健康を保つことも可能になります。
長寿の秘訣は良質な食事と適度な運動ですね。
健康は、『消化』『吸収』『代謝』がポイントとなってきます。
シニア犬は特に食事に気を付けましょう。
我が家の2代目アッシュは、一時期体調を壊して大変でしたが、
食事を変えて随分元気になりました。
白内障で目は不自由ですが、足腰はしっかりしているので、
現在でも3代目と元気に散歩に出掛けます。
■ まとめ
- 幼犬時期は食事の回数を増やす
- 成犬期は肥満にならないよう注意
- 高齢期は質の良いもので食事回数を増やす
- おやつの食べ過ぎには注意
食事は大切な時間です。
その食事も無理な体勢で食べている子が時々見受けられます。
フードボウルは床直置きではなく、台の上か、スタンド型をオススメします。
食べている時間は何分でもありませんが、
姿勢によっては、足腰に負担がかかります。
あまり高すぎても食べづらくなりますが、
首が少し下がる程度の高さが理想ですね。