2024年6月4日
 
 35年前の今日、中国の首都北京で「六四天安門事件」が起こりました。
 改革を求めた多くの学生たちが殺された。
 
 そして今なお事件の詳しい真相は分かっていない。
 中国政府は六四天安門事件の記憶を消そうとしている。
 
 そして毎年6月4日に六四天安門事件の犠牲者たちを追悼してきた香港の人たち。
 彼らも2020年に制定された「香港国家安全維持法」のために追悼行事が出来なくなった。
 

 
 暗闇を呪うより一本のろうそくに灯を灯そう。
 1989年6月4日の天安門事件を私は忘れない。
 王丹、貴方が自由になった祖国に帰れますように。
 
 六四天安門事件を忘れないでください。
 あのとき、天安門、北京、そして中国で多くの血が流された。
 だから、当時のソヴィエト社会主義共和国連邦の最高指導者、ミハイル・ゴルバチョフ氏は東ヨーロッパの同盟国で人々が立ちあがっても銃口を向けないと決めた。
 だからポーランド、ドイツ民主共和国、チェコスロヴァキア、ルーマニアで革命が実現した。
 そしてソヴィエト社会主義共和国連邦は崩壊した。
 ウクライナはようやく独立し待ち望んだ自由を得た。
 自由と民主主義が広がった。
 中国の学生たちの死は無駄にならなかった。
 
 そのウクライナは今ロシアに攻撃されている。
 でもウクライナは闘い続けている。
 自由と独立を守るために。
 本当の自由と独立を手に入れるために。
 
 ウクライナに栄光あれ。
 
 自由に栄光あれ。
 民主主義に栄光あれ。
 
 皆さんの心の中に自由のための蝋燭が灯りますように。
 そしていつまでも灯し続けますように。
 
 せめて王丹が自由になった祖国に帰れる日が訪れる時まで。
 心の中の蝋燭を灯し続けてほしい。