2024年1月12市 金曜日
会社の帰りに東京・六本木にある森美術館で開催中の 「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」 に行きました。
森美術館には良く行きます。
現代美術が好き、と言うほどでもないはずなのですが、森美術館で展示される現代美術作品は心が落ち着く作品が多いため、ついつい行くようになりました。
今回の展覧会「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」も公式サイトを見て何となく面白そうな展覧会だったので、行ってみました。
森美術館のある六本木ヒルズ。
観客は少なく、ゆっくり鑑賞できました。
今回の展覧会は女性の観客が多いです。
もっとも森美術館は以前から女性の観客が多めだったかもしれません。
今回も展示作品の多くが撮影可能でした。
撮影できた作品の写真を掲載しておきます。
なお、今回作品リストの配布がなかったのでPDFで入手しましたが、いざプリントアウトしてみると9頁にもなりました。
これでは会場で紙媒体で配布出来ないですね(^^;
展覧会の構成です。
第1章 全ては繋がっている
第2章 土に還る 1950年代から1980年代の日本におけるアートとエコロジー
第3章 大いなる加速
第4章 未来は私たちの中にある
なお、第2章はタイトルの通りでこの時代には日本のあちこちでいわゆる「公害」問題が頻出し、多くの芸術家が「公害」問題について考察し、作品制作に取り組んだことがうかがえます。
ただ残念なことにこの章のほとんどの作品は撮影不可でした。
最近日本のあちこちの美術館でこの年代の芸術家の回顧展やEテレ「日曜美術館」で特集されたりしていますが、それを思い浮かべていただくのが良いと思います。
以下、作品、作者名は省いて写真を掲載します。
床一面に敷き詰められているのはホタテの貝殻。
ホタテの貝殻は再利用するために膨大なエネルギーが必要になるとのこと。
再利用、リサイクル、エネルギー消費について考えてもらう作品と言う事です。
私の他にもこのように写真を撮影する人がいました。
これはインスタレーション作品。
映像と音で構成されています。
この作品の前に10分近くもとどまってじっとスクリーンを見てしまいました。
今までインスタレーション作品をこれほどじっくり見た経験はありません。
森美術館で展示されるインスタレーション作品は心が落ち着く作品が多く、じっくり見る人が多いのかもしれません。
インスタレーション作品。
こちらもじっくり見てしまいました。
鑑賞時間は1時間10分程度だったと記憶しています。
現代美術、現代アート作品は作者が色々背景について語るのが常ですが、見る分にはあまり意識しなくても良いと思います。
とにかく会場に行って作品を見てくるのが一番です。
気にある作品であれば説明をじっくり見て記憶しておいて、後で振り返って「あの作品はこういう事だったのかな」とある考えが浮かべばそれで良いのではないでしょうか。
現代美術、現代アートは色々難しい理屈が付きまとうイメージがあり、それが作品鑑賞にあたって高い壁になってしまっているように感じます。
あまり深く考えずにとにかく見てみる。
それが何よりも大切な事だと思います。