2023年10月21日 土曜日
前回の記事の続きと言うよりもおまけ記事です。
前回のブログで東京経済政策研究会(TSEP)の8.9月の勉強会には不参加ながら課題本は面白かった事を書きました。
TSEPは「ビジネス教養チャンネル」として勉強会のプレゼンをライブ・アーカイブ配信しており、前回の勉強会の動画を見て面白く感じていたのでそれを使ってブログを一部書いてそのままにしていました。
せっかくなので動画と読書メーターの感想を貼って完成版を投稿します。
と言う事でこちらが前回の勉強会の動画です。
そしてこちらが課題本。
「コーポレートエクスプローラー」です。
読書メーターの感想。
「 東京経済政策研究会の課題本。事情があって例会に参加できなかったが、完読してみてこの本はとても価値のある本だと思った。イノベーションを起こすスタートアップ企業の発展する土壌が欠けているらしい日本ではむしろコーポレートエクスプローラー率いる大企業によるイノベーションの可能性の方が現実的であると思う。日本では企業リーダーよりも組織の力が求められるのでなおさらこの本が役に立つ気がした。 」
前回のブログに書いた「社会的企業・ソーシャルビジネスについて」の勉強会の懇親会でもこの本を感想を少し述べました。
「この本の言っている事は本来であれば一般企業にもあてはまるのではないでしょうか。」
「そうですね。最近の日本企業では忘れられてしまったのかもしれないです。」
この本は多くのビジネスマンにとても有用な本ではないかと思いますので一読をお勧めします。
それからこの本「コーポレートエクスプローラー」は以前猫町倶楽部で取り上げた「イノベーションのDNA」の発展形と言えるのではないでしょうか。
せっかくなので猫町倶楽部の読書会日記も貼っておきます。
猫町倶楽部でも以前このようなビジネス本を頻繁に取り上げていてわくわくさせてくれたものです。
でも最近はあまりこのようなビジネス最前線のトレンドを追う本は取り上げえてないです。
確かにドラッカー「経営者の条件」小倉昌男「経営学」の読書会はありました。
でもあれは何と言うか「物語」のような感じがして違和感を感じています。
まあ、愚痴はこのくらいにしておきましょう。
せっかくなので8月の勉強会についても書いておきます。
これはかなり身近な問題を取り上げています。
この時の課題本はこの本でした。
野口悠紀雄先生は「1940年体制」などのご著書で知られる経済学者です。
野口先生の本は警世的なものが多く、ネガティブな印象を抱く人が多いかもしれないですが、参考になる事が多いと感じています。
読書メーターの感想はこちら。
「 「1940年体制」を唱えた事で知られる野口悠紀雄先生のご著書。ある勉強会の課題本だったので読んだ。野口先生は本当に優れた経済学者である。日本人の賃金を上げるにはまず企業の生産性を上げる事である、と言う議論は経済学の王道の理論。ではどうして日本はその王道理論が通らない経済社会になっているのか、どうしたら王道理論が通る経済社会になるのか、を論じている。この本の論旨が分からない人の比率が日本は他の先進諸国よりも高いのではないか、と思う。Xでデービッド・アトキンソンさんが延々と議論を続けている訳です(^^; 」
経済学はこういうものである、と私は感じております。
デービッド・アトキンソンさんのXアカウントの発言は時々見ますが共感するところ多しです。
前回のブログに書きましたが、前々回、前回とも参加しておけば良かったな、と思っています。
とばかり言っては負け惜しみになりますのでせめて勉強会のプレゼン動画だけでも見てください。
それだけでもいい勉強になりますので。
そして出来ましたが本の方も読んでくださいね(^-^)
「読書の秋」ですね。
皆様も良い本に巡り合えますように。
そして良き読書仲間、あるいは勉強仲間が見つかりますように(^-^)