前回の続きです。
2022年10月2日 日曜日
アーティゾン美術館に行った後、御茶ノ水にある日本正教会の 首座主教座教会 (カテドラル)であるニコライ堂の通称で知られる東京復活大聖堂に行きました。
ニコライ堂はコロナ禍のため、他のキリスト教の教派と同様に、信徒以外の公開が制限されていました。
しかし10月1日から土日限定、13時から15時までながら信徒でなくても拝観できると公式サイトで発表されました。
せっかくの機会なのでアーティゾン美術館の帰りに寄る事にしました。
ニコライ堂の門前に立つと、門が開いていました。
間違いなく公開が再開されていました。
久しぶりに撮影したニコライ堂。
同じクリスチャンとしてとても嬉しいです。
拝観料300円を払って入場。
すでに10数人が拝観に訪れていました。
そして案内係の信徒の方の説明に耳を傾けていました。
残念ながら堂内は撮影禁止です。
これは聖堂は私たち信徒の祈りの場のためです。
どの教派も同じ扱いのため何とぞご理解ください。
正教会は私の教会カトリックと異なり、イコン、つまり聖画を重視します。
イイスス様や聖神女マリヤ他諸聖人を描いた絵画が聖堂の中に飾られています。
カトリックとは異なる美しさ、荘厳さがあります。
これは訪れて見ないと分かりません。
ぜひ皆さんもニコライ堂、あるいは正教会の教会を訪れてみてください。
案内係役の信徒の方がとても熱心でした。
イエス・キリストを正教会ではイイスス・ハリストスと呼ぶ事、正教会は同じくらいの歴史を有するカトリックとは異なり、国ごとに一つの教会に分かれている事、イコンとは何か、聖堂の右手にある聖人 聖ニコラウスについて、などなど。
ようやく自分たちの教会を一般の人にも公開できた喜びにあふれていました。
その気持ちはとてもよく分かります。
同じイエス様を信じる仲間ですから。
余談ながら猫町倶楽部の聖書読書会に参加した約100人の参加者はほとんどキリスト教の教会を訪れていないし、これからも訪れる事もないようです。
せめてこのニコライ堂の案内役の信徒が自分たちの教会の事を熱心に語る姿を見ていたら、少しは聖書、あるいはキリスト教を理解してくれたのかな、とも思います。
むなしい希望かもしれませんが。