2022年7月18日 月曜日
東京・目白にある永青文庫で開催中の初夏展「仙厓ワールド―また来て笑って!仙厓さんのZen Zen 禅画―」に行き、細川庭園そして東京カテドラル聖マリア大聖堂・カトリック関口教会に行きました。
最初に永青文庫の事を書きます。
永青文庫は戦国時代から続く大名家細川家の所蔵する文化財を保存・研究する公益財団法人です。
現在の理事長は20数年前に非自民連立政権を誕生させた細川護熙さん。
以前からその存在を知っていましたが、訪れるのは今回が初めてです。
今回見た「仙厓ワールド」展の招待券を私が購読している新聞の販売店が配布しており、それを入手できたので行くことにしたものです。
近くに私の所属する教会の教区の司教座聖堂 東京カテドラル聖マリア大聖堂・カトリック関口教会があり、久しぶりに訪れたいと思ったからでもあります。
永青文庫は東京目白にあります。
JR山手線目白駅から都営バスに乗って5分程度の所にあります。
目白周辺は都心とは思えないほど閑静な雰囲気の良い所です。
かつての江戸の原風景を残しているのでしょう。
永青文庫は旧細川侯爵邸の中にあり、文庫の建物も旧侯爵邸家政所(事務室)だったものです。だから展示室が少し狭く、また展示方法も昔のままです。
以前旧秋田藩主だった佐竹家の千秋文庫を見た事がありますが、似たような展示方法でした。
また、コロナ禍がまだ続いていることもあり、入り口でしばらく待機して入る事になりました。
この建物で展示されていました。
この建物は昭和初期のものです。
吹き抜けに工夫がされているなど特徴のある建物です。
今回の展覧会の仙厓は江戸時代の禅僧で、何とも人を喰った…と言う言い方はしてはいけないかもしれませんが、私にはそうとしか書けません。
いいじゃないですか。
仙厓さんもあの世で喜んでおられます(^-^)
展覧会は前期・後期で展示替えがされています。
どうにもこうにも人を喰った作風なのでどの作品が良かったのか、感想を述べるのが難しいので代わりに永青文庫の公式サイトから画像を貼っておきます。
仙厓義梵 「臨済図」江戸時代後期(19世紀)
ねっ(^_-)-☆
人を喰ってる絵ですよね(^-^)
仙厓義梵 「虎図」江戸時代後期(19 世紀)
これも人を喰ってます(^-^)
まあ、こういう人を喰ったのびのびとした絵をお描きになるので人気があるのでしょう。
永青文庫内では仙厓の作品の他に、細川家が収集した仏像などの作品がいくつか展示されていました。
鑑賞時間は30分ぐらいでした。
せっかくなので近くの文京区立肥後細川庭園をめぐりました。
この公園は本当に都心にあるとは思えないほど素敵な庭園でした。根津美術館の庭園も素敵ですが、こちらは文京区立のため無料です。
写真を撮影したので掲載します。
永青文庫の近くにはカトリック教会の東京大司教区の長たる東京大司教様のおられる東京カテドラル聖マリア大聖堂カトリック関口教会があります。
建物は建築家丹下健三の代表作として知られ、またパイプオルガンが設置され、演奏会が行われています。
その事でこの教会は良く知られています。
ただ、信徒として一言申し上げます。
この教会は信徒の「祈りの場」です。
その事を忘れないでください。
カトリックの信徒が一番重んじるミサが行われる場所です。
中に入ると数人信徒と思しき人がいました。
私も中に入り、手を合わせて祈りを捧げました。
教会を出てバスに乗り目白駅へ。
まだ時間があるし、もう少し何処かに行こうかな、と思ってスマートフォンで検索するとSOMPO美術館が今回の展覧会あら予約制をやめた事が分かったのでそのまま行っても問題なさそうなのを幸い、山手線で新宿へ向かいました。
次回へ続きます。