前回の続きです。

 

 ここからは新館での展示になります。

 

 

 

 

 ロマン派の巨匠、ドラクロワの作品です。

 

 

 

 上記二点は新収蔵作品。

 

 

 

 

 これも新収蔵作品。

 

 

 ベルト・モリゾの作品です。

 モリゾもコレクションにあったのですね。

 

 

 ルノワール  アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム)

 

 

 

 

 そしてモネの作品ぞろいの部屋へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

  モネ  睡蓮、柳の反映

 昨年の「松方コレクション」展で初めて展示された作品です。

 改めてこの作品を見て衝撃を受けました。注意しないと美はあっけなく失われたり損なわれたりしてしまいます。

 

 

 

  睡蓮、柳の反映の一部を拡大して撮影してみました。

 残った部分にこの作品が本来持っていた美しさが残っています。

 このような作品を見るのは辛いものですが、事実をありのままに見ることも必要です。

 

 

 

 

 

 今回の常設展の注目はこの版画素描展示室での内藤コレクション展Ⅱ「中世からルネサンスの写本 祈りと絵」です。
 
内藤コレクション展Ⅱ「中世からルネサンスの写本 祈りと絵」

 

 

 ここも撮影可能です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 日本にこのような素晴らしいヨーロッパ中世美術コレクションがあったとは。内藤裕史さんと国立西洋美術館に感謝します。

 

 一階に降りて再び松方コレクションです。

 

 

 

 

 

 

 これも新収蔵作品です。

 

 

 

 

 新収蔵作品。ロセッティの作品です。

 

 

 

 

 松方コレクションを形成した松方幸次郎氏の肖像。

 素晴らしいコレクションを作った松方氏の業績はもっと知られるべきでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 レオナール・藤田こと藤田嗣治の作品。

 

 

 今回鑑賞時間は約一時間半。

 やはり国立西洋美術館のコレクションはとても素晴らしいです。

 西洋美術の歩みを一気にたどることが出来、そして素晴らしい作品揃い。

 国立西洋美術館は特別展ばかり注目されて常設展はいつ行っても人が少ないですが、それはとても残念なことです。本当の美術ファンであれば常設展の作品こそ見てほしいと思います。

 そして国立西洋美術館以外の優れたコレクションを有する美術館、アーティゾン美術館、ポーラ美術館、大原美術館などももっと注目して欲しい。

 「美術展の不都合な真実」で古賀さんは国立西洋美術館やアーティゾン美術館などの全国の美術館でネットワークを作り、それらのコレクションのみで特別展を開催してはどうか、と提案をされています。是非実現してほしいと思います。

 

 

 

 

 ロダン「カレーの市民」を三方向から撮影してみました。

 

 

 

 

 考える人。