後悔断ち切れた、かな
夜勤明け。勤務した時間からすると、そろそろ慣れてこなくてはいけないのだが、まだまだ新人じみたケアレスミスが断ち切れていない。利用者様たちとは、少しづつでも縁を育み始めている、だろうか。認知症の方々だから、多かれ少なかれ短期記憶はおぼつかない。名前だって覚えてはもらえないのだけど、でも顔は覚えてくれている。会話も覚束ない人から、穏やかな挨拶をもらえるだけでも、何だか嬉しい。この仕事について、もう少しで一年になる。同僚とぶつかったり、認知症の現実に戸惑ったり、いろんな経験をした。だんだんと、得たもの、返せただろうかと感じるものも増えてきた。仕事のしんどさについては、前の職場より辛いと感じた事はあまりない。楽だとは言わないし、前の仕事がそこまで過酷だったとは思わないが、トップの評価がそこまで報われないものだったとも思わないのだが、それでも、前より辛いとは感じない。収入面でダウンがなかった、というのは結構重要ではある。体を使う直接的な業務での負担はあまり変わらない。少なくとも、今の方が辛い、という局面はない。そもそも休みは大幅に増えたし(笑)。承認欲求を職場に求める気概が少ないので(男としてどうなのか(笑))、そこを理由とした鬱屈もほとんどない。というか、前の職場はマウンティングする奴が結構いたので、それが少ないだけでも助かっている。一つだけ前の職場に残してきた後悔があったのだけど、昨晩、0時過ぎの休憩(1時間半の仮眠タイム)の時にふと、それは降りてきた。ああ、もうそのことを悔いたり惜しんだりしなくてもいいんだ、と。縁というものが断ち切れるのは、きっかけで起きるのではないのかも知れない。思い出が風化するというのは、儀式のような区切りを必要としないもの、なのではないだろうか。いつの間にか、ふと思い出したら無くなっている、そういう物なのではないだろうか。そういう、区切りとも言えない区切りを、昨晩ふと感知した。なんだかそんなふうに感じる瞬間を、俺は経験したように感じる。心配されるほどの苦境にはない。まあ、株の暴落で評価損は抱えたけど(笑)。こちらがいくらかわいそうに思ったり、勿体無いことしたな、と哀れんでも、もうその言葉も届かない。そういうものから、そろそろ距離を置けるようになったかな、と思う。さよなら。選んだ人たちと幸せになってください。