世界最初の"豊胸術"。

その方法というのは、その患者さんの大腿部の脂肪を切り取り、それを小さくなったバストに移植したのです。

一九一九年には、レクサーという医師が、ツェルニーが行った豊胸術をさらに進歩させ、脂肪を小さなかたまりとしていくつか集め、それをバストに坪め込むという方式をとりました。

つまり脂肪を一つのブロックとして採取してバストに埋め込むという方式です。

そのうち、脂肪を大腿部ばかりではなくお腹、ヒップなどからとるというように、採取する場所が広がっていったのです。

しかし、問題は残りました。

というのは、前のツェルニー医師、レクサー医師が行った豊胸術でもそうだったのですが、バストは大きくなったものの、バストに脂肪を埋め込んだ際の手術の跡は歴然と残ってしまうということでした。