テレビで神谷恵美子さんの「生きがいについて」という本を取り上げていました。
いずれ、番組の中で出てくると思いますが、この本の中にこういう記述があります。

「本当に生きているという感じを持つためには生の流れはあまりに滑らかであるよりは、そこに多少の抵抗感が必要であった。(中略)
 ただし、その際、時間は未来に向かって開かれていなくてはならない。
 言い換えれば、人は何かに向かって前進している、と感じられる時のみ、その努力や苦しみをも目標への道程として生命の発展の感じとして受け止めるのである。」

ある程度の困難を乗り越えることで、人は生きている実感を持つのだそうです。
「何かをやり遂げた。」という達成感が必要みたいです。

仕事を生きがいにしている人は多いです。
良いことだと思いますが、これから人工知能の発達により、仕事はどんどん減っていきます。
仕事以外でどうやって生きがいを見出すか、がこれからの課題になりそうです。

趣味しかないんじゃないかな、と思います。
私は趣味で社交ダンスをやっていますが、今までできなかったことができるようになれば、それなりの達成感があります。
ダンスでも楽器でもスポーツでも、体を使うことが良いそうです。
目標が立てやすく、達成感を味わうことが容易だからです。

社交ダンスの良いところは、自分ができるようになれば相手が喜んでくれることです。
自己満足にとどまらないので、達成感が大きいです。
定年退職後、生きがいをなくしている人にはお勧めします。