カヌー選手がライバルの飲み物に禁止薬物を入れて、オリンピック出場を阻止した、というニュースがありました。
解説者が「負けた選手の心のケアが必要だ、」と言っていました。
これを聞いて、若い頃、会社の先輩が、「人事部の仕事は出世競争に敗れた人を納得させることだ。」と言っていたことを思い出しました。

この世の中は競争社会です。
勝者もいれば、敗者もいます。
というか、敗者がいないと勝者もいません。
踏み台になる人がいないと、競争は成り立たないのです。

ダンスの競技会でいつも一回戦で負ける人が
「私たちのようなカップルがいないと優勝者もいないのだよ。」と言っていました。
負け惜しみかなとも思いましたが、一理あります。
みんなが負けるのをいやがって出場しなかったら競技は成り立ちません。

会社も同じなんでしょう。
私はずっと競争を避けてきたけれど、それって自分のことしか考えていないってことですね。
ちょっと反省です。
ま、結果的に踏み台になりましたけど。