「ヒルナンデス!」で、あさこ&中田ペアが競技会の練習に疲れ、精神的に追い詰められていました。
その時、指導者にパーティダンスを踊るように言われました。
すると、二人に笑顔が戻ってきて、楽しそうでした。
ダンスの原点は「踊る楽しさ」にあるので、これを忘れてはいけないそうです。

話は全く変わって・・・

会社のパソコンの容量が小さく、仕事に支障を来すので、
「新しいPCを買ってください。」と言ったら、「中古だけどこれ、まだ使えるよ。」と言って、パソコンをくれました。
一昨年、今の私と同じ年である、51歳で死んだ先輩のものです。
何となく霊気が漂っているような感じで不気味です。
くも膜下出血で死んだのですが、私は一種の過労死ではないか、と思っています。

「勤労感謝の日」前後に、テレビで過労死について取り上げていました。
昨年の過労で死んだ人は813人で過去最悪だそうです。

ある若者は、月に80時間以上残業して死に、200時間残業した人は自殺したそうです。
残業時間は労使で合意すれば何時間でもできるそうで、中には月に250時間まで許す会社もあったそうです。
これを25で割ると、1日に10時間以上まで残業してもいい、ってことです。
むちゃくちゃな話です。
過労死するまで働く日本人ってどうなんでしょう。

「働くアリに幸せを」という本を読みました。
著者は私と同い年の、進化生物学者です。
いろいろ考えさせられました。
同世代、ということは、考えることもよく似ています。

アリは毎日一生懸命に働いているというイメージがありますが、実際には、7割のアリが怠けているそうです。
勤勉なアリは、その怠け者のアリを責めたり追い出したりはしないそうです。
働かないアリにも存在価値があるからです。

この本のテーマは、我々はどの程度まで、自分の属する集団や組織のために貢献すべきか、ということです。
現代人は、企業のためにできるだけ長時間、最低でも8時間、骨身を削って働くことが義務だと思われています。
会社のために働かない怠け者は存在価値がないと言われます。

たぶん、このことは間違っています。
日本人はもっと自分の人生を楽しんだ方がいいと思います。

伊藤忠商事が午後8時以降の残業を禁止した、とテレビでやっていました。
この動きが広がればいいと思います。