昨日パーティで踊った女性は、60歳前後でした。
お兄さんは、学生時代、競技ダンスの全日本大会で、優勝したことがあるそうです。
東京に住んでいて、時々、銀座の「東宝」に踊りに行くらしいです。

「お兄さんに同伴してもらって、あなたも東宝に行けばいいじゃないですか?」と言ったら、
「私は踊りが下手で、スタイルも悪いから。」と自信なさそうに答えました。

そこで、「いや、それだけ踊れば大丈夫ですよ。スタイルは気にしなくていいです。きれいなドレスを買って、ぜひ、行ってください。こんな田舎の体育館で踊るより絶対に楽しいから。」と私は言いました。

「じゃあ、兄に頼んで行ってみようかな~」と嬉しそうでした。
私が彼女の背中を押してやったことになります。

思うのですが、女性に自信を持たせることも、男性の役割かもしれません。
その逆もありますけどね。

土曜日はずっと練習相手と踊ったのですが、相手のいない女性が何人かいたので、「ちょっと待っていてね。」と断って、壁の花の女性たちと数曲踊りました。
練習相手は、「あなたは優しい。」と言いました。

優しいとは思いませんが、せっかくパーティに来て、誰とも踊らない女性はかわいそうです。
自分には魅力がないのかな~、と自信をなくすでしょう。
それは社交ダンスファンとしてまずいです。
最近、パーティでも、自分のパートナーとしか踊らない男性が増えているような気がします。
そうなると、パートナーのいない女性たちは、フロアから去っていくでしょう。

そうならないように、パートナーのいる男性も、女性に声をかけてほしいです。
リーダーのいる女性は少しの間、我慢してくださいね。