尼崎連続殺人事件の角田被告が自殺しました。
極悪非道の女でしたが、ちょっと哀れな気もします。
幼い頃に、両親から十分な愛情をかけられなかったために、彼女の共感能力が育たなかったようです。
この年になってわかったのは、人間にとって最も大切なのは、この共感能力だということです。
相手と同じ感情を自分も共有することのできる能力です。
別の言葉で言うと、「愛」だと思います。
これがないと、人間らしく生きていくことは難しいです。
自分の欲望のために、殺人でも強盗でもどんな犯罪でも良心の呵責なしに平気でやるようになります。
宮崎勉という私と同世代の連続殺人犯の死刑囚がいました。
幼い頃、彼の一家はちゃぶ台で食事していたそうです。
父親がそのちゃぶ台を捨ててしまったところ、幼い宮崎勉は、それをゴミ捨て場まで拾いに行ったそうです。
彼にとっては、大切なちゃぶ台だったのです。
もし、一家でそれを使って食事することを続けていれば、死刑囚にならずに済んだかもしれない、という話を聞きました。
角田被告が子供の頃、学校に遅刻して、先生に平手で打たれた時、
「親に叱ってもらったことはない。」と言って泣いて喜んだそうです。
彼女は親にほったらかされて育ったわけです。
子供に寂しい思いをさせると、後々、たいへんなことになります。
ユニセフの調査によると、日本の子供は世界で一番、寂しいそうです。
早く何とかしないといけないと思います。