ダンスの練習相手とダンスパーティに参加しました。
途中、疲れたので休んでいたら、その女性にたくさんの男性が誘いに来て、彼女は断り切れずに踊っていました。
そのダンスを見ていたのですが、何となく、自分の心がざわついていることに気が付きました。
これって嫉妬心なんですね。
こういう気分を味わうのは、何年ぶりでしょう。
確か、学生時代に、同じ気持ちになったことがあります。
何となく若返った気分で、良かったです。

文化が洗練されているかどうかの指標として、私は「嫉妬心を楽しめるかどうか?」があると思います。
アフリカのマサイ族と結婚した日本人女性によると、妻が夫以外の男性と屋外で立ち話をしただけで、夫は怒り狂い、妻はぶんなぐられて半殺しの目に会うそうです。
マサイ族の文化は洗練されていない、と思います。(あくまで私の指標です。)

また、イスラム教を信じているサウジアラビアでは、基本的に妻は外で働くことができません。
理由は、外で仕事をすると夫以外の男性と接する可能性が高いからです。
(だから女性用下着売り場の店員もみんな男性なんだそうです。)
おそらく、イスラムの男性たちは、妻が自分以外の男と、会話したり商取引することに耐えられないのでしょう。
ロンドンオリンピックでも、女性選手が参加することにイスラム教の宗教指導者は最後まで反対したらしいです。

ミニスカートを履いた米国のバービー人形を見たイスラム教の宗教指導者が、
「この娘はたくさんの男と接したに違いない。こんな人形を売ることを私は許さない。」と言っていました。
ということで、イスラム社会向けに肌の露出を極限まで抑えたバービー人形を売ることになったらしいです。
男性に性的興奮を起こす服装を身につけることは、女性に非があるそうで、ファッションを楽しめないイスラムの女性は少しかわいそうです。

フランスでは、ダンスパーティで嫉妬心を楽しむらしいです。
自分の妻や夫が、自分以外の他の異性と踊ることに、嫉妬心を感じ、それが、夫婦仲に良い影響を与えることを期待するのです。
「恋愛というコインの裏側には、嫉妬という文字が書いてある。」そうで、嫉妬心をなくすと恋心もなえます。
日本でもスワッピングを趣味にする夫婦は多いですが、概して、夫婦仲がいいそうです。
配偶者が他の異性とセックスしているところを見ると、忘れていた恋心に火がつくのでしょう。

夫婦生活に刺激を求めたい人には、社交ダンスを勧めます。
どちらかと言うと、競技ダンスよりは、パートナーチェンジのある、パーティダンスを勧めます。
競技ダンスでは、配偶者と一生懸命に練習しても、あまり嫉妬心を刺激されないからです。