OECD(経済協力開発機構)の調査によると、日本の男性は世界一、孤独なのだそうです。

これって、日本の男性は世界一不幸、と言っているようなもんじゃないでしょうか。
なぜなら、人間にとって一番つらいのは孤独であることだと思うからです。
実際、毎年3万人以上の自殺者(約7割は男性)がいる先進国って、あんまりないです。

日本人男性が孤独である理由は、就労を通じてしか、社会的参加ができないから、だそうです。
つまり会社以外の人間関係がない男性が多いのです。
だから、定年退職した後は、何をしていいのかわからない人が多いらしいです。

第二次世界大戦後、経済成長を最優先するために、多くの男性は、会社人間になることを強いられてきました。

長時間労働を当然とする風潮の中では、家族や地域のコミュニティに参加したくてもできなかったのでしょう。

日本全体が一つの工場みたいになってしまって、生産性を上げ、製品を世界中に売りまくることが国民の最優先課題になったのです。

それが現在の男性の孤立化につながっています。
幸せに生きるには、会社以外の人間関係を作ることが、必要だと思います。