漫画家の水木しげるさんが、テレビのインタビューで
「お金をたくさん儲けたら幸せになれるかと思っていたら、違っていた。」と言っていました。

テレビドラマでもやっていたように、若い頃、かなりの貧乏生活だったみたいで、一生懸命に働いてお金を稼いだそうです。

それでも、富も名誉も得て、優しい奥さん(ゲゲゲの女房)と家庭も築いて、今は幸せなのでしょう。

彼に限らず、昔から多くの人がお金さえあれば幸せになれる、と考えてきました。
だから、一生懸命に働き、中には家庭生活や余暇の時間を犠牲にする人もいます。

日本人の世帯収入は1958年を100とすると、1987年には5倍に増えましたが、幸福度はほとんど変わっていないそうです。
米国でもほぼ同じ状況です。

つまり、裕福にはなったけれども、それに比例して幸せになったわけではない、ということです。

「幸福の研究」という本を読みました。
何が人間にとって幸福をもたらすのかについての研究がかなり進んでいるそうです。

たぶん、この研究結果は子供のころから学校で教えるべきことでしょう。

そうじゃないと無駄な努力をして、結果的に幸せになれなかった、という可能性があるからです。
お金持ちでもあまり幸福じゃない人はかなりいるらしいです。

幸せの青い鳥がどこにいるのか、知っておいて損はないと思います