私の今の仕事は、工場のベルトコンベアに乗ってくる機械の部品を組み立てることです。
映画「モダンタイムス」のチャップリンのような感じです。
時間に追い立てられるのであせります。
その上、作業に慣れていないので、しょっちゅうラインを止めてしまい、迷惑をかけまくっています。
ベルトコンベア作業って、確かアメリカの肉屋さんが考え出した、って聞きました。
生産効率は上がりますが、無味乾燥な仕事です。
お金を稼ぐため、と割り切ってやらないと耐えられないんじゃないでしょうか。


多くの工場で、ベルトコンベア作業に社員が従事しています。
日本の製造業を支える製造システムです。
わが国はこのようなシステムを導入して、徹底的に効率を追求し、安くて高品質の製品をたくさん外国に輸出して外貨を稼ぎました。
そのおかげで高度経済成長期、日本は経済的繁栄を手にしました。
しかし、バブル崩壊後は、外貨をいくら稼いでも、ちっとも国民は豊かになれませんでした。
経済に詳しい人によると、稼いだ外貨、特にドルをアメリカに返したからだそうです。

(ドルを円に交換せずに、そのまま資本輸出したらしい。)
日本人が汗水たらして働いた成果は、米国人が贅沢三昧に使ったらしいです。
昔のインドと大英帝国の関係と同じなんだそうです。
インドはたくさんの綿製品を英国に輸出しましたが、インド人はちっとも豊かになれませんでした。
米国人は日本のおかげで楽しい思いをして、挙句の果ては、サブプライムローンで、日本にも大打撃を与えました。
まさに日本は踏んだり蹴ったりです。
なんか悲しいですね。


「モダンタイムス」から「スマイル」です。
NHK特集でも使っていますね。


http://www.youtube.com/watch?v=Ps6ck1ejoAw&feature=related