夜回り先生、こと水谷修氏が「手当て」というタイトルでこのようなことを書いていました。
彼の友人が整体師をやっていて、手を患部に当てることよって、痛みが減る、ということからです。

「今、私たちから、直接の触れ合いが消えていっている。
 子供をたくさんなでてあげる親や大人は減っているし、握手や肩をたたく、といった触れ合いも減っている。
 手をつないで歩くカップルも、肩を抱き合いデートするカップルも減っている。
 からだとからだの直接の触れ合い、それがお互いの間に作る安心感や信頼感、その大切さを忘れかけている。」

私の妻が陣痛で苦しんでいるとき、私が腰の回りをさすってやると痛みが和らぐ、と言っていました。
手当てには効果があると実感しました。

若い頃、「『触れ合いルーム』を作って、休み時間に従業員がからだを触れ合うようにしよう。」と会社に提案したことがあります。
工場長に呼ばれて、「ふざけるな。」と厳しく叱られました。

水谷氏が言うように、日本人は肌を触れ合う機会が極端に減っています。
欧米人のように、握手したり抱擁したりする習慣がないからよけいです。
男性が女性に触ると、セクハラだと非難されます。

肌の触れ合いがないことが、日本人の精神に与えている影響は大きいと思います。
セックスレスの夫婦が増えている原因の一つもこの触れ合いの少なさにあるのではないでしょうか。

私が社交ダンスを勧める一つの理由は、もう一度、肌を触れ合う感覚を取り戻して欲しいと思うからです。