他の教室の生徒ですが、1年間に100万円以上、社交ダンスにつぎ込んでいる人がいるそうです。
一年契約で通常のレッスンとデモの謝礼を含めて教室に100万円納め、それプラスの衣装代やパーティのチケット代が入りますから、実際には、もっとかかるはずです。
私もこの教室主催のパーティに誘われましたが、チケットが2万円で、とてもじゃないのでお断りしました。
この教室には以前、代議士の奥さんも来ていたそうで、いわば、セレブのためのダンス教室です。
こういう話を聞くと、やっぱり社交ダンスは貴族の趣味だなあ、と思ってしまいます。
社交ダンスはお金のかかる趣味、というのが世間一般の認識のようです。
若い人がなかなか習えないのも、ここに原因があると思います。
鹿鳴館の時代からわが国においても社交ダンスは上流階級の高尚な趣味であったことは間違いありません。
しかし、今は社交の手段というよりはスポーツとして認識されつつあります。
スポーツとは本来、そんなにお金のかかるものであってはいけません。
なぜならあまりに出費が多いなら、競技人口が増えずに、競技として成り立たないからです。
ダンスの指導者は生徒の経済的負担を少しでも減らしてほしいです。