パクシーシとは「喜捨」
豊かな人が貧しい人にお金や物を与えることによって徳を積む。
恵まれているのは神様のおかげ、それを貧しい人に分けなさい。
持っている者は、持っていない者に施す義務があり、
持っていない者は、持っている者から施しを受ける権利がある。
そんな意味合いがあるそうです。
パクシーシ、パクシーシと寄ってくるのは
「あなたに徳を積ませてあげているんですよ。」ということらしい。
(チップ)とは違うし、(恵んでください)でもない。
パクシーシをもらって当然...と思っているようです。
ロストバケージを気にしてもしょうがない。
気持ちを切り替え観光しましょ~
今日は「西岸の半日観光」
3箇所を選び、案内してもらうコース。
ガイドさんの運転には驚いた
日本のように一列に真っ直ぐ運転するのではないのです。
隙間をぬって、われさきに急ぐ。カーレースみたい。
車線変更を繰り返し、走っていく。
よく事故が起きないな~と、乗っていて心配してしまう。
王家の谷
歴代のファラオ(王様)が埋葬されている谷。
墓荒らしにあわないように山の谷深い場所に埋葬。
ところがほとんど暴かれ、黄金の装飾品は盗まれ、
もうファラオの墓はないだろう、と、誰もが思っていた。
<ツタンカーメン王の墓>
1922年11月4日 イギリス人、ハワード・カーターにより発見・発掘。
ツタンカーメンは若くして亡くなり、墓の規模も小さかったので、
墓荒らしの被害にあわずにすんだ。黄金に包まれた完全な形で発掘。
発見直後、関係者が次々と死んで「ファラオの呪い」と恐れられた。
それならハワード・カーターは何故、無事だったの?
「きっとファラオは彼にお墓を発見してもらいたかったのでしょう。」
王家の谷は撮影禁止 カメラ
は車において見学。
ガイドさんが「一緒に行って説明しましょうか?」と言ってくれるが、
英語で説明してもらっても、あまり分からないだろう
ガイドさんには車で待機していてもらうことにする。
入り口でボディチェック、手荷物検査。
係員 「ジャパニーズ?チャイニーズ?」
ルナ 「ジャパニーズ」
係員 「ノープロブレム」 でスルー。
ん?ん?チャイニーズだと問題あり??
ファラオの墓はいくつかあります。
目玉は「ツタンカーメン」、これは混んでいても外せない。
他はどの墓を見るか、考える。
墓を3箇所、選んで80エジプト£(ラムセス5.6世を含む)
ラムセス5.6世(壁画が美しい)50E£
ツタンカーメンだけ別料金 (ミイラが安置)100E£
「行列に並んで他の墓を見るより、ラムセス6世とツタンカーメンだけ見ればよい」
とガイドブックに書いてあったので、そうすることに。
キップ売り場で「2つだけ見たい、150E£」といっても通じない。
80E£+100E£だという。私の語学力では説明が通じない。
しかなたく180E£出そうとしたら、近くの係員が
係員 「本当に2つだけ?あなた達を信用する。150E£でいいよ。
見たらここに戻ってきて。」
ルナ 「はい。2つだけ見ます。他は見ません。ありがとう。」
と、入れてもらえました。
ツタンカーメンの墓...ミイラをみる。ロマンだわ~
ラムセス5世・6世.....壁画に感動
うっとり気分で係員のところに戻り、お礼を言うと
係員 「君達を助けてあげただろう。パクシーシをくれ」
ルナ 「.......。 No. 」 orz
車に戻り、次の場所に移動する。
ハトシェプスト女王葬祭殿
古代唯一の女性ファラオ。
数年前にここで観光客が銃で乱射される事件がありました。
入り口には銃を持った警備員(警官?)がいました。
像や壁画にはいろいろと意味がある。
日本語の説明を聞かないと、分からないな~(汗
あ~暑い。太陽がギラギラでも歩くしかない。
車に戻り、次の場所へ移動する。
貴族の墓
ここは私達以外観光客がいなかった。 車を降りて歩く。
ボロぬいぐるみを持った5歳くらいの男の子が近寄ってきて「1ダラー」
(ぬいぐるみを1ドルで買ってほしい...ということ。)
墓はいくつかあり。
何処からか説明員が現れ、墓の場所を説明し始める。
墓には 「NO PHOTO」の張り紙。
墓の前には監視員がいる。
監視員は何故か反射板をもっている。
そして、明るく照らし壁画がよく見えるようにしてくれる。
サンキューとお礼と言い、帰ろうとしたら
「パクシーシ、パクシーシ、5£だ」
そして、説明員も登場。
説明員 「俺は説明したから俺にも払え。」
周りに誰もいない、逃げ場がない気がする。
地面は岩と砂でボコボコ、ジャリジャリ。
走って逃げても追いつかれるだろう(怖いよ~)
大きなお金(10E£)しかなかったので、
ルナ 「トイレ1回に1E£必要。だから全部は渡せない。」
と、言ったら、お釣りをくれました。 (全部とらないだけマシ?)
つづく