単に、選手個々の能力を合算する。

試合にての個々の走る能力は、テレビでも表示されるし、FIFAのHPにも試合後に掲載されていると思う。

コンピューターを使用すれば、走行距離は打ち出される。

また、日頃のフィジカルチェックの把握によって選手個々の試合に対する、或いは、試合後の身体の状態を理解できる。

決して、大きな機材やテクノロジーを用いて行うわけではなく、従来の体力測定を用いて、選手の身体の状態を理解することは、ある種のレベルまでは可能であると思う。ただし、どの体力測定の種類を使うのか?研究報告などを用いて、調べる。


と言うことは、例えば、体力の状態を調べ、その状態を把握すれば、現在のチーム状態は把握でき、そして、その要素がチームの良し悪しの設定ポイントとなる。


とは、言えない。


どのようにチーム自身が働くか?

これは、チーム自身がどのようなキーファクターを持っているか?による。


古い内容であるが、Ivan Steiner(1972)によると、個々の能力がどのようにチームにシンクロとして働くことなのか?をモデル化した公式を立てた。


実際の生産力=潜在的な生産力-欠陥的なチームプロセス


欠陥的なチームプロセスとは、私は、チームを構築する段階(中)に用いるプロセスが、このチームが目指しているスタイルが必要としている仕事の内容と重なっていない、と解釈している。


彼は、チームが本来もっている潜在能力(個々の選手の能力の合算)は、いつも実際の生産力として現れないと。


潜在能力の発揮をするためには、チームを構築する際のプロセスによると考える。

潜在能力は、メンタル、そして、フィジカル、そして、それらから、ある場面で適確にスキルを実行する能力と考える。

3人以上、人が集まるとグループができ、多くの考えが生まれると言われている。

と言うことは、考えることをする行為には、自然と規範ができているのも考えられる。言い方を変えれば、この規範を離れた発想を行うと、発想をした人には、「?」の疑問符のレッテルがつけられる。


チームにおける規範は、形式的に構築された規範か?或いは、形式がばらばらで、勝手に生まれた規範か?に分類される。


チームスタイルを構築するにあたり、チーム自身をスタイル化を実行するための規範とは何か?

熟慮する必要があると考える。


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Performance Art Concept is empowered by FitCo Athlete

http://www.fitco-athletes.com/

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最近は、色んな言葉に、POSITIVEと言う形容詞が付く。

この規範も例外ではなく、ポジティブな規範を作ることがチームをスタイル化する第1歩として重要である。


①この規範を構築するには、チームをスタイル化することに大切な要素をリストアップする。

②また、逆に、スタイル化に影響を及ぼさない要素をリストアップする。

③加えて、①のリストアップが説明可能か、実行可能か、の分析する。

④今までの規範は、継続するか、継続しないか、の判断をスタイル化することに考える。

⑤また、④における今まで継続してきた規範を継続するにしても、しなくても説明可能か、を考える。


既存する規範とは色々ある。

新人は、先輩選手のカバンを持つ。或いは、道具の管理をする、等々。

習慣的規範であるが、一見、理不尽的な規範である。これが、理不尽なのか?それとも、スタイル化に必要な規範なのか?それを選択し、チームを構築するための規範と考え、選手に説明するのは、私たちコーチである。


目標ある規範は、選手のトレーニングに対する姿勢に変化を及ぼすことは、実感できる。

結束性とは、別名、団結。Cohesionと呼ぶ。


この結束性は作ること、それを、高めることは、チームとして重要なことであることは、通常となっている。


1950年に、この結束性を定義したFestinger、Schacter、そして、Backはこう記している。

『全てのフィールド(例えば、サッカーを行う全ての環境)にある力(選手の個々の能力から、スタッフの指導からマネジメントの力まで)は、1つのグループ(チーム)に掌握され、活動化すること』


と私の意訳もあるが、示している。


この結束性を構築するには、チームをチームのスタイルに基づき、行動することのベースとなる。

このベースに、フィジカルも一部となることは、スタイル実現化の加速となると考える。


この結束性の末端要素に、Norm(ノルマ)の存在がる。ノルマ、と記すと、労働基準量と辞書に書いての通りを創造するが、これをチームの規範として考える。


この規範を、チームとして、そして、チームの属する選手の行動規範として、存在させることが結束性に大きな影響を及ぼす。

パフォーマンスレベル、選手の生活から、練習に対する行動パターン、そして、生きることの考え方、や、生活することの考え方に影響を与える。


と考えると、チームとして1つのゴールに向けて行動する末端には、選手個々の生活レベルからの積み重ねと言える。これも、通常である。