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■ NOTES ■
今日の洋介さんは、何といっても
今シーズンここまでのリリーフ登板では
その速球の平均球速は142.1km/hであったのに対し
今日の先発登板では今シーズン最高の148km/hを記録したのを始めとして
平均でも143.7km/hを計測してくるなど
数多く143km/h～146km/hの間の140km/h台中盤を計測する
救援登板時と比べても多少ではありますが上回る、
素晴らしい球速を中心とした精度を誇る速球をじゅうぶんに魅せ続けてくれ
またその球速を中心とした精度をイニング別に見ていっても
110球を超えてきた最終回の8回に至っても平均144.5km/hを計測してくるなど
下の"Velocity Chart"を見ていただくとよくわかるとおり
ゲームを通じて安定してその素晴らしい精度を
維持し続けていくことに成功したと高く評価できます。
その素晴らしい精度を誇る速球を2シームも含め
打者の内角にそして外角に、制球よく大胆にそして厳しく
全体の半数ほどと数多く駆使していきながら
その他のレパートリーとしては
120km/h台中盤～後半を安定して計測してくるスライダー、
また100km/h台を計測してくる、
速球と35～40km/hほどの球速差を誇るカーヴ、
そして左打者に対してはスライダーと同じく120km/h台中盤～後半を
安定して計測してくるチェンジアップといった
大まかに分けて3種類を駆使してきました。
また、そんな素晴らしい精度を誇る投球レパートリーの数々を
自由自在に、制球よく駆使し続けていきながら
初球ストライクを奪った勝負を計20度と
全体の2/3近くの勝負で奪っていき
逆に初球から2球続けてボール球を記録した勝負も
結果的に四球で出塁を奪われた4回の大谷選手との勝負わずかに1度のみに抑え
投手有利なストライク先行のカウントで
常に勝負し続けていく高い意識と集中力を魅せ
結果からみていっても
3ボール以上を記録した勝負をのべ5度にまとめながら
四死球によって奪われた余計な出塁も
上述の4回の大谷選手との勝負における四球の1度のみに抑え
ストライク率も2/3を超えてくる抜群の成績を残しましたから
大胆にそして厳しくゾーンを攻め続けていくことに
成功したこともよく観察できます。
更には今日奪ったアウト全24個の内訳を見ていっても
外野手の処理したある程度鋭く飛距離の長いフライアウトを4個にまとめつつ
逆に三振8個・グラウンドアウト8個（うち併殺打1）を奪っていきながら
どんどんと安定してイニングを順調に消化していく
本格派投手として安定したアウトの奪い方であったことも
高く評価してよい点でありました。
とりあえず今日の、今シーズン初となる先発登板は
その投球の素晴らしさを遺憾なく発揮してくれたと高く評価でき
今後は今日のようなパフォーマンスをどれだけ
継続して、安定してこなしていくことができていくかが
洋介さんのミッションとなっていきますから
もちろんこれから、疲労等でなかなか思うようにその投球を操ることができずに
また相手攻撃陣に研究され慣れられての
苦しい勝負の数々や登板の数々をも
当然のことながらある程度経験していくこととなるでしょうが
それでも、そんな時には今日の素晴らしいパフォーマンスを思い出し
自らの投球に自信を持っていきながら
継続して大胆に、そして効果的にゾーンを攻め続け
常にストライク先行の、投手有利なカウントで勝負し続けつつ
四死球による余計な出塁を極力防いでいきながら
最少失点にまとめ続け1つひとつアウトを、イニングを積み重ね
1アウトでも多くイニングを消化し続けていき
守備陣、攻撃陣、そして救援陣といったチームメイトに
“このゲームの勝利を掴む機会”を残し、与える
先発投手として最大の、そして最優先のしごとを
安定してそして継続してこなしつづけていってほしいと願います。
