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■ NOTES ■
今日の野上さんは
ホークス攻撃陣との前回対戦、8/2 ホークス戦での
2回に見せた、自らの投球に適切な自信を失って
大胆にゾーンを攻めていくことに失敗、
“逃げ”の慎重さや力みでで大量失点を喫した
先発投手としていや投手として最優先に避けるべき投球を
今日もあちらこちらに数多く見せていくこととなり
結果ボール球先行の打者有利なカウントで勝負し続ける中で
初回こそなんとか無失点で切り抜けるものの
3回には四球を奪われ、塁上に走者をためて
3ラン本塁打を浴び大量失点を喫することとなりました。
今シーズンここまで15本と
数多くの本塁打を浴びている野上さんですが
これまで岸さんの投球後のレヴューで何度も述べている通り
それがソロ本塁打であるうちは先発投手として、
そこまで問題となるものではないと言ってよいものです。
極論すれば、ゾーンを大胆に攻めていった結果でありますから
ひとつ自らの勲章としてプラスに捉え、その中で
今後更に効果的なゾーンの攻め方を編み出していくための
貴重な反省材料、糧とすればいいということです。
ただし、その被本塁打が走者を数多く貯めての、
それも1点を奪われることを怖がってゾーンを大胆に攻めることに失敗し
数多くボール球先行の打者有利なカウントで勝負し続けて
四死球で余計な出塁を奪われて、そして
“ゾーンの甘めに投げざるを得ない”状況に
追い込まれてしまってのものとなってくれば
それは大量失点を意味しますから
早期降板に直結することとなり
結果先発投手としての最優先の、最大のしごとを
安定してこなしていくことは非常に困難になってきます。
非常に優秀な得点力を誇る、
全体を通して気の抜けないホークス攻撃陣。
前回対戦で大量7点を奪われた相手。
野上さんにはすさまじい恐怖が
その双肩にのしかかっていたことだろうと推察できますが
それでも、すぐに消えて無くなりそうな自信を何とか維持し
その恐怖に打ち勝って大胆にゾーンを攻め続けてこそ
先発投手としてのしごとをこなしていくことができるというもの、
今後もまずは自分がこれまで長い時間をかけて培ってきた
素晴らしい投球レパートリーに自信を持ち続け
襲いかかる恐怖や不安に打ち勝ちながら
ゾーンを大胆に攻め続けることだけは常に忘れないでほしいと願います。
そしてその基礎の上でこそ、土台の上でこそ
今抱える課題に対してじっくりと時間をかけて様々に試行錯誤しながら
取り組み続けていってほしいと願います。
