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■ NOTES ■
今日の十亀さんは前回登板8/7 ファイターズ戦で
その速球が最高149km/h、平均でも145.3km/hを計測するなど
数多く145km/h近辺を記録する今シーズン最高水準の、
また西武ドームでは今シーズンベストの
球速を中心とした精度を誇るものであったことからくる疲労があったか
最高でも140km/hに留まり、平均138.1km/hと
数多く130km/h台後半を記録してくる
逆に今シーズンワーストの
球速を中心とした精度に留まっていたことがあり
初回にはその変化にすぐに対応できずに
松田選手に内角へと投じた速球をもののみごとに引っ張られ
痛烈な、1打点つき二塁打を浴びたり
その後もあたふたする中で冷静さを失い
松田選手に三盗を決められたり、その後ボークで1点を失ったりと
大量3点を奪われることとなりましたが
その後はなんとかその速球以外の球種をゾーンの低め以低に
全体の6割以上集めていく優秀な制球を武器に
外野手の処理したフライアウトを2個のみにまとめつつ
三振5個・グラウンドアウト9個という
本格派投手として安定したアウトの奪い方を魅せてくれました。
相変わらず、走者を得点圏に背負った緊迫の場面や
またそうでなくとも味方の負傷退場などの想定外の場面などにおいて
残念ながら冷静にいつも通りに、自分の投球を遂行するだけの
経験そしてそこから積みあがってくる引き出しの奥深さもまだまだ浅いため
動揺がある程度そのまま直接投球に伝わり
簡単に連打を浴びたり、思いもよらないようなミスプレイを犯したりと
若さゆえの未熟さ、至らなさもそこここに散見され、目立っていますが
その投球自体は文句なく素晴らしいものであることは間違いないのですから
今後もまずはその速球が自分の思うとおりの精度を
安定して、継続して誇っていくことができるように調整を工夫していくこと、
そして数多くの痛い失敗とそしてうれしい成功の数々を
繰り返し積み重ねていきながら
その中で、どんなに緊迫の、また動揺を誘われるような局面でも
いつも通りの、冷静な自分の投球を継続できるように
そのゾーンの効果的な攻め方や投球術などを
少しずつ、1つひとつ自分のものとして身につけていってほしいと願います。