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■ NOTES ■
今日の牧田さんは
前々回登板、そしてスワローズ攻撃陣とは前回対戦となる
5/15 スワローズ戦での登板と比較して
そこで記録した、実に全体の7割に届こうかという
非常に高い速球の利用頻度とまではいかないものの
それでも最高128km/h、平均126.3km/hを計測し
更には126km/h～128km/hの間に全体のほぼ3/4を集める
非常に安定した精度を誇るその速球を全体の6割近い高い利用頻度で利用し
一方でそのスライダーが
5/15 スワローズ戦では平均115.5km/hを計測したのに対し
今日は平均110.8km/hを計測したように
恐らく今日は110km/h周辺の、多少その球速を抑え
最後に小さく沈む変化をも見せる遅めのスライダーや
そして速球と30km/h程の球速差を誇るカーヴの利用頻度をある程度増やし
より緩急差を意識させていく投球を展開していっていたと評価できます。
また、速球以外の球種の利用頻度を増やしたことで
その、ゾーンの低め以低に集めた割合により注目すべきところですが
それも前々回登板5/15 スワローズ戦の44.4%から大きく改善向上し
あと一歩で2/3を記録していく抜群の制球を魅せてくれたことは
非常に高く評価できます。
また今日は2ストライク以降の勝負が20度と実に全体の3/4近くを占め
逆に3球以内の勝負が5度のみと全体の2割を切ったように
前回対戦とは異なりある程度数多く、
打席で忍耐強く闘い続けてきたスワローズ攻撃陣に対し
それでも3ボール以降の勝負をのべ5度、そして四球2個のみに抑え
ストライク率も2/3周辺を記録してくる優秀な成績、
大胆にストライクゾーンを攻め続けていくことに成功したと
こちらも高く評価できます。
アウトの奪い方を観ていっても
外野手の処理した、ある程度鋭く飛距離の長い
フライアウトこそ6個と多少散見されていくものの
それでも三振6個、そしてグラウンドアウトを9個と
三振やグラウンドアウトを数多く奪っていきながら
順調にアウトを積み重ね、イニングをどんどんと消化していく
本格派投手として安定したアウトの奪い方を魅せてくれるもので
結果投球数も8イニングを投げて131球（1イニング平均約16.4球）にまとめながら
奪われた出塁も四球2個に加え単打3本のみで計5個に抑え
みごと失点・自責点共に0で優にQSをクリアしてくることに成功しました。
今後も安定して素晴らしい精度を誇る、数種類の速球系を
最大の武器として数多く大胆にゾーンに利用していきながら
速球以外の球種を安定して、徹底してゾーンの低め以低に集め続けていき
常にストライク先行の投手有利なカウントで勝負し続け
数多く三振やグラウンドアウトを奪っていきながら
最少失点にまとめつつどんどんと長いイニングを消化していく
先発投手としての最大の、そして最優先のしごとを
安定して、継続してこなし続けていってほしいと願います。
そして攻撃陣。
なかなか思うように得点を奪っていけないイニングが続いていきますが
それでも出塁を奪い続け、積み重ね続けていき
最終的には10個の残塁ながらも16個の出塁を積み重ね
4個の得点を絞りだし奪うことに成功しました。
今後も今日と同じように
どれだけなかなか思うように得点を奪い積み重ねていけず
残塁だけがどんどんと積み重なっていったとしても
それを恐れまた悔いて焦ったり気落ちしたりすることなく
それでもそれまでと何一つ変えることなくその上にひとつ一つ、出塁を積み重ね続けていき
得点を一つひとつ積み重ねていってほしいと願います。
